長老みさわ/dutchさんの感想・レビュー一覧(277)
長老みさわ/dutch >> 花散らしの雨 みをつくし料理帖
シリーズ2巻目は順調に客足を伸ばす新生つる屋が舞台の4話。 興奮すると上方の言葉が出たり、話の流れに強引な所が無くなった気がする。 何と言っても表題作「花散らしの雨」がいいなぁ。 「涙はこんこん」で読者が涙するといういかにも術中にハマる物語。 そして澪に「やっかいな恋」は訪れるのか?
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シリーズ2巻目は順調に客足を伸ばす新生つる屋が舞台の4話。 興奮すると上方の言葉が出たり、話の流れに強引な所が無くなった気がする。 何と言っても表題作「花散らしの雨」がいいなぁ。 「涙はこんこん」で読者が涙するといういかにも術中にハマる物語。 そして澪に「やっかいな恋」は訪れるのか? 02/08 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術 第二巻 (フタバノベルス)
疾風の第二巻。新興の講道館柔道と九州の古流柔術、久留米の良移心頭流、熊本の竹内三銃流、そして千葉の楊心流戸塚派などが明治19年警視庁武術試合によって一同に介するまでを描く。 講道館柔道に偏ることなく、それぞれの流派のそれぞれの使い手を見事に描き分け、そして必殺の果し合いを余すところ無く描くのはもう、その場に獏さんが居て、実況中継を見ているかのような臨場感。
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疾風の第二巻。新興の講道館柔道と九州の古流柔術、久留米の良移心頭流、熊本の竹内三銃流、そして千葉の楊心流戸塚派などが明治19年警視庁武術試合によって一同に介するまでを描く。 講道館柔道に偏ることなく、それぞれの流派のそれぞれの使い手を見事に描き分け、そして必殺の果し合いを余すところ無く描くのはもう、その場に獏さんが居て、実況中継を見ているかのような臨場感。 02/08 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 沙漠に日が落ちて─二村定一伝
二村定一をご存知だろうか。 〈君恋し〉、♪俺は街中で一番、モボだと言われた男♪の〈洒落男〉、♪沙漠に日が落ちて、夜となる頃♪の〈アラビヤの唄〉。 戦前の日本のジャズを語るならば外すことのできない大スターだ。 戦後人気を得ることが出来ず、昭和23年に早世したために今や語られることの少ない伝説となってしまった人物だ。 本著はその二村定一の生涯を追った評伝。 ある意味戦前ジャズの先端を駆け抜けた二村定一を語るということはそのまま戦前ジャズ史を語ることになる訳で、これ一冊で戦前ジャズの通史が勉強できる。
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二村定一をご存知だろうか。 〈君恋し〉、♪俺は街中で一番、モボだと言われた男♪の〈洒落男〉、♪沙漠に日が落ちて、夜となる頃♪の〈アラビヤの唄〉。 戦前の日本のジャズを語るならば外すことのできない大スターだ。 戦後人気を得ることが出来ず、昭和23年に早世したために今や語られることの少ない伝説となってしまった人物だ。 本著はその二村定一の生涯を追った評伝。 ある意味戦前ジャズの先端を駆け抜けた二村定一を語るということはそのまま戦前ジャズ史を語ることになる訳で、これ一冊で戦前ジャズの通史が勉強できる。02/05 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 衝撃を受けた時代小説傑作選 (文春文庫)
女性作家3人のセレクトによる時代小説傑作選。 選者は杉本章子・宇江佐真理・あさのあつこの三氏。 編集部からの注文は「読んで楽しんで、なおかつ『衝撃を与えてくれる』時代小説」 選ばれた作品は藤沢周平・山田風太郎・榎本滋民・滝口康彦・岡本綺堂・菊池寛と作者だけ見れば順当な作者陣だが、それぞれの作品だけれど、流石に内容は曲者ぞろい。 予定調和な大団円作品はありません。現代でこれほどのものを書く人って居るのかなぁ。
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女性作家3人のセレクトによる時代小説傑作選。 選者は杉本章子・宇江佐真理・あさのあつこの三氏。 編集部からの注文は「読んで楽しんで、なおかつ『衝撃を与えてくれる』時代小説」 選ばれた作品は藤沢周平・山田風太郎・榎本滋民・滝口康彦・岡本綺堂・菊池寛と作者だけ見れば順当な作者陣だが、それぞれの作品だけれど、流石に内容は曲者ぞろい。 予定調和な大団円作品はありません。現代でこれほどのものを書く人って居るのかなぁ。 02/01 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック
1972年。第11回冬季オリンピック札幌大会。中華民国より8名の選手がスキー競技に参加していた。 彼らの使命は完走して記録を残すこと。ゴールすれば記録が残る。 この前年、台湾は国連を脱退していた。 台湾が「チャーニーズ・タイペイ」の名前でオリンピックはじめ世界のスポーツ大会に参加している事は知っていたし、それに「二つの中国」に纏わるなんだかんだがあるのは知っていたけれど、その「なんだかんだ」の中身は知らなかった。そもそも未だに政治的には日本と台湾が「国交断絶」状態にあるというのもこの本で初めて知った。
01/28 コメント(0)
1972年。第11回冬季オリンピック札幌大会。中華民国より8名の選手がスキー競技に参加していた。 彼らの使命は完走して記録を残すこと。ゴールすれば記録が残る。 この前年、台湾は国連を脱退していた。 台湾が「チャーニーズ・タイペイ」の名前でオリンピックはじめ世界のスポーツ大会に参加している事は知っていたし、それに「二つの中国」に纏わるなんだかんだがあるのは知っていたけれど、その「なんだかんだ」の中身は知らなかった。そもそも未だに政治的には日本と台湾が「国交断絶」状態にあるというのもこの本で初めて知った。 01/28 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 楊令伝 7 驍騰の章 (集英社文庫)
楊令率いる梁山泊軍、童貫率いる宋禁軍。共に最終決戦の準備は整った。 童貫は三方向から梁山泊を囲むが、双方共に「如何に戦うか」の読み合いが続く。 そして決戦の火蓋は切られた。 「おまえは、ただ超然としていろ。実戦になれば、抜いた剣そのものになれ」 童貫の命令は、やはり苛烈である。
01/28 コメント(0)
楊令率いる梁山泊軍、童貫率いる宋禁軍。共に最終決戦の準備は整った。 童貫は三方向から梁山泊を囲むが、双方共に「如何に戦うか」の読み合いが続く。 そして決戦の火蓋は切られた。 「おまえは、ただ超然としていろ。実戦になれば、抜いた剣そのものになれ」 童貫の命令は、やはり苛烈である。 01/28 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術 第一巻 (フタバノベルス)
講道館創始者の嘉納治五郎始め日本の格闘技を創ってきた男たちを描いた大長編物語の1巻目。嘉納治五郎が講道館を起こして後に四天王と呼ばれる面々が弟子入りするまでが本著の大筋。 獏さんが描く技の数々を読むと『柔道一直線』の「地獄車」などが実は実在したのではないかと思えてしまう。 1巻目最後を飾る鬼横山こと横山作次郎と嘉納治五郎の対決とその対決後の二人やり取りが素晴らしい。
01/24 コメント(0)
講道館創始者の嘉納治五郎始め日本の格闘技を創ってきた男たちを描いた大長編物語の1巻目。嘉納治五郎が講道館を起こして後に四天王と呼ばれる面々が弟子入りするまでが本著の大筋。 獏さんが描く技の数々を読むと『柔道一直線』の「地獄車」などが実は実在したのではないかと思えてしまう。 1巻目最後を飾る鬼横山こと横山作次郎と嘉納治五郎の対決とその対決後の二人やり取りが素晴らしい。01/24 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 鮫島の貌 新宿鮫短編集
短篇集と聞いて、「いつの時期の物語だろう?」と思ったのだが、発表媒体も様々で舞台となる時期も色々なバラエティあふれる作品集。 冒頭の「区立花園公園」はなんと!鮫島が「新宿鮫」になる過程を描いた嬉しい作品。 鮫島と相対する人物による一人称や普通の三人称など視点も色々。「他人から鮫島がどう見えているのか」が面白い。 いつもの命がけの重い話ではなくて、「鮫島の日常」という感じで、ある意味一番読みたかった物語。
01/21 コメント(0)
短篇集と聞いて、「いつの時期の物語だろう?」と思ったのだが、発表媒体も様々で舞台となる時期も色々なバラエティあふれる作品集。 冒頭の「区立花園公園」はなんと!鮫島が「新宿鮫」になる過程を描いた嬉しい作品。 鮫島と相対する人物による一人称や普通の三人称など視点も色々。「他人から鮫島がどう見えているのか」が面白い。 いつもの命がけの重い話ではなくて、「鮫島の日常」という感じで、ある意味一番読みたかった物語。 01/21 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 楊令伝 6 徂征の章 (集英社文庫)
「しかし楊令殿は」 「俺に、しかしがあるなら、おまえにも、しかしはある、呉用」 しびれるなー。 南の戦いが凄惨な終結を見、北の戦いも終結し、禁軍・梁山泊共に力を養う第6巻。 「青面獣」「青鶻鬼」「幻王」。獣から鬼へ、鬼から王へと呼ばれた楊令が、人間楊令として梁山泊の統領に立つ!。登場人物紹介欄で二つ名(あだ名)のついた好漢が増えたのも嬉しい。 宋禁軍と雌雄を決する戦いは近い。
01/20 コメント(0)
「しかし楊令殿は」 「俺に、しかしがあるなら、おまえにも、しかしはある、呉用」 しびれるなー。 南の戦いが凄惨な終結を見、北の戦いも終結し、禁軍・梁山泊共に力を養う第6巻。 「青面獣」「青鶻鬼」「幻王」。獣から鬼へ、鬼から王へと呼ばれた楊令が、人間楊令として梁山泊の統領に立つ!。登場人物紹介欄で二つ名(あだ名)のついた好漢が増えたのも嬉しい。 宋禁軍と雌雄を決する戦いは近い。 01/20 コメント(0)
長老みさわ/dutch >> 終わり続ける世界のなかで
ノストラダムスの予言通り1999年に世界が終わると信じてしまった1969年生まれの少女が「その時」を超えるまでの物語。 冒頭を読み始めて「苦手かも」と思ったものの、読みすすめたらぐいぐい引き込まれた。 彼女の考えが私にとって「痛い」のは私が「口先原理主義者」で彼女の考えがよく判ると共に「そのように」生きてこなかったから。 終章で主人公は一応の決着を見るが、この先も彼女は周りの人々に影響を受けながら傷つき、傷つけ生きていくのだろう。 「みんなが一人で一人はみんな」なのだから。
01/10 コメント(0)
ノストラダムスの予言通り1999年に世界が終わると信じてしまった1969年生まれの少女が「その時」を超えるまでの物語。 冒頭を読み始めて「苦手かも」と思ったものの、読みすすめたらぐいぐい引き込まれた。 彼女の考えが私にとって「痛い」のは私が「口先原理主義者」で彼女の考えがよく判ると共に「そのように」生きてこなかったから。 終章で主人公は一応の決着を見るが、この先も彼女は周りの人々に影響を受けながら傷つき、傷つけ生きていくのだろう。 「みんなが一人で一人はみんな」なのだから。01/10 コメント(0)


