じゅういちじゅうにさんの感想・レビュー一覧(114)
じゅういちじゅうに >> 展翅少女人形館 (ハヤカワ文庫JA)
取り繕われた感想などもはや不要の絢爛豪華な物語のなかで、世界を取り囲む事物はなにもかもが少女たちの瞬間瞬間を輝かせるためにあって精巧に造られた舞台のよう。ひとりひとりの登場人物たちの描写の中ですべてが進んでいくさまはわたしの理想です。
08/25 コメント(0)
取り繕われた感想などもはや不要の絢爛豪華な物語のなかで、世界を取り囲む事物はなにもかもが少女たちの瞬間瞬間を輝かせるためにあって精巧に造られた舞台のよう。ひとりひとりの登場人物たちの描写の中ですべてが進んでいくさまはわたしの理想です。08/25 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> ヴァレンシア・ストリート
自分の友達の友達の家に何故かいて、彼女の日記を読んでいる感じ。必ずしも面白いとは思わないのだけれど、ページをめくっているうちに何故だか自分が作者の作り出す世界のなかに立っていて、同じコミュニティの中のひとりとして彼女の行動を眺めているような気にさせられてしまう。実際の世界に帰ってくるとなんとなく落ち着かない読後感が待っていた。
07/10 コメント(0)
自分の友達の友達の家に何故かいて、彼女の日記を読んでいる感じ。必ずしも面白いとは思わないのだけれど、ページをめくっているうちに何故だか自分が作者の作り出す世界のなかに立っていて、同じコミュニティの中のひとりとして彼女の行動を眺めているような気にさせられてしまう。実際の世界に帰ってくるとなんとなく落ち着かない読後感が待っていた。07/10 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> ヴォイス 西のはての年代記Ⅱ (河出文庫)
前巻ではオレックとグライの淡い恋が物語をつらぬく一本の糸であったけれど、読むことに没頭するメマー(後半で年齢がさりげなく書かれているのを見たときにはかなりびっくりした。その年で少年のふりができるのか……みたいな)が年頃であっても恋愛にほとんど興味を持っていないことが心地よかった。こういうあっさりしたヒロインもいていいんだよなー。「創り人たちはどうして家事や料理を物語から締め出すのだろう」は、名言!
07/10 コメント(0)
前巻ではオレックとグライの淡い恋が物語をつらぬく一本の糸であったけれど、読むことに没頭するメマー(後半で年齢がさりげなく書かれているのを見たときにはかなりびっくりした。その年で少年のふりができるのか……みたいな)が年頃であっても恋愛にほとんど興味を持っていないことが心地よかった。こういうあっさりしたヒロインもいていいんだよなー。「創り人たちはどうして家事や料理を物語から締め出すのだろう」は、名言!07/10 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> ギフト 西のはての年代記Ⅰ (河出文庫)
まずはよく、よくぞ文庫にしてくれました……!という感動が。西のはての年代記シリーズは全編通して一人称の語りであるという設定が存分に生かされていて、「ギフト」では主人公が見る力を自ら封印した期間の描写に精魂が込められている。寡聞ながらル=グイン以外にこれほどまでの緻密さでひとびとの生活の中からすこしずつファンタジー世界を築き上げていく作家を知らないので、これからも書き続けてほしい、と願うばかりだ。
07/10 コメント(0)
まずはよく、よくぞ文庫にしてくれました……!という感動が。西のはての年代記シリーズは全編通して一人称の語りであるという設定が存分に生かされていて、「ギフト」では主人公が見る力を自ら封印した期間の描写に精魂が込められている。寡聞ながらル=グイン以外にこれほどまでの緻密さでひとびとの生活の中からすこしずつファンタジー世界を築き上げていく作家を知らないので、これからも書き続けてほしい、と願うばかりだ。07/10 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> 私のおわり (星海社FICTIONS)
デビュー作から続く一人称のゆったりとしたリズムはそのままに地の文はとても読みやすくなり、「ページめくればついつい最後まで読んでしまう」と称されたストーリーのペース配分も健在。読んでいる間は、笑い、泣く主人公の隣でまるでふたりめの幽霊になって佇んでいるかのような気持ちになりました。恋をしていても、していなくても、したことがあっても、したことがなくてもおすすめできる、泉和良の著作の中で一番小説らしい、ほろ苦いけれどやさしい後味が残る一冊です。
06/16 コメント(0)
デビュー作から続く一人称のゆったりとしたリズムはそのままに地の文はとても読みやすくなり、「ページめくればついつい最後まで読んでしまう」と称されたストーリーのペース配分も健在。読んでいる間は、笑い、泣く主人公の隣でまるでふたりめの幽霊になって佇んでいるかのような気持ちになりました。恋をしていても、していなくても、したことがあっても、したことがなくてもおすすめできる、泉和良の著作の中で一番小説らしい、ほろ苦いけれどやさしい後味が残る一冊です。06/16 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> 円環少女 (2) 煉獄の虚神(上) (角川スニーカー文庫)
読み返してみて、この展開の速さが魅力だなあ、と思い至る。戦闘描写は勿論ながら、挿入される日常シーンがすべてもっとも効果的なかたちを持っている、つまりその心地よさに浸った瞬間に引き上げられてしまうのだ。とは言え、グレイもまたラスボスではないのよなあ……まだこの先に待っているものは続く。
05/08 コメント(0)
読み返してみて、この展開の速さが魅力だなあ、と思い至る。戦闘描写は勿論ながら、挿入される日常シーンがすべてもっとも効果的なかたちを持っている、つまりその心地よさに浸った瞬間に引き上げられてしまうのだ。とは言え、グレイもまたラスボスではないのよなあ……まだこの先に待っているものは続く。05/08 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> 風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
話が進まないのに鈴と祥瓊の性格改造計画ばかりがどんどん進んで行き、最後にやっとストーリーが動きはじめた!と思ったら一気に荒療治が来てどっと力が抜けた。ううむ、今までの巻と違ってリズムが合わないなあ。性格改造について、甘ちゃんなわたしはふたりの成長がもっとゆっくりでもよいと思っている節があるのもこの合わなさに関係している気がする。このままいい子ちゃんになられたらたぶんがっかりすると思うけど、まさかそんなことはないですよね。次巻に期待。
05/05 コメント(0)
話が進まないのに鈴と祥瓊の性格改造計画ばかりがどんどん進んで行き、最後にやっとストーリーが動きはじめた!と思ったら一気に荒療治が来てどっと力が抜けた。ううむ、今までの巻と違ってリズムが合わないなあ。性格改造について、甘ちゃんなわたしはふたりの成長がもっとゆっくりでもよいと思っている節があるのもこの合わなさに関係している気がする。このままいい子ちゃんになられたらたぶんがっかりすると思うけど、まさかそんなことはないですよね。次巻に期待。05/05 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> 円環少女 (角川スニーカー文庫)
今度こそ最終巻に辿り着くため再読中。はじめて読んだときはなんて硬い文章だと思ったのもいまは昔、慣れるとこれはこれでなかなかよいものです。あとの展開を知っているいまはこの事件すらもすっきり解決したのだなあとしみじみ読めるが、コアラ抱っこ挿絵の破壊力は変わらず、でした。あと、きずなちゃんはこれ、乙女ゲーだな、まわりの人間関係がw
05/05 コメント(0)
今度こそ最終巻に辿り着くため再読中。はじめて読んだときはなんて硬い文章だと思ったのもいまは昔、慣れるとこれはこれでなかなかよいものです。あとの展開を知っているいまはこの事件すらもすっきり解決したのだなあとしみじみ読めるが、コアラ抱っこ挿絵の破壊力は変わらず、でした。あと、きずなちゃんはこれ、乙女ゲーだな、まわりの人間関係がw05/05 コメント(0)
じゅういちじゅうに >> 東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
王と麒麟という仕組みに疑問を呈しはじめた矢先にこれを揺るがす者が登場きたので切り込みを期待したが、何故かふたりの人間の器の違いに話が行ってしまい調子が狂う。システムの話はもう期待するなってことかしら……。それは兎も角、お話自体は相変わらず緩急が絶妙に効いていて面白い。六太からはテンプレツンデレな台詞も飛び出すし……雁国主従の関係には、あのカップルもこうだったら、と羨ましくなるようなものだった。そこでまた「王と麒麟だからか」と思い出して疑問がぶり返してくるのだけれど。
05/04 コメント(0)
王と麒麟という仕組みに疑問を呈しはじめた矢先にこれを揺るがす者が登場きたので切り込みを期待したが、何故かふたりの人間の器の違いに話が行ってしまい調子が狂う。システムの話はもう期待するなってことかしら……。それは兎も角、お話自体は相変わらず緩急が絶妙に効いていて面白い。六太からはテンプレツンデレな台詞も飛び出すし……雁国主従の関係には、あのカップルもこうだったら、と羨ましくなるようなものだった。そこでまた「王と麒麟だからか」と思い出して疑問がぶり返してくるのだけれど。05/04 コメント(0)



