elekingさんの感想・レビュー一覧(305)

eleking >> 警備員日記
警備員日記 警備の仕事を活き活きと、そしてそれにまつわる人間模様を綿密に描き上げた佳作。著者の客観的なスタンスは、その実、中に居た人のリアリティに裏打ちされており、その抑制された筆致が警備の仕事に就く仲間達への軽蔑と愛情の相反する感情を浮き彫りにさせている。
ナイス!
02/10 コメント(0)
eleking >> 道化師の蝶
道化師の蝶 表題作は、書くという行為に関する考察を織り込んだメタフィクションであり確かに難解かもしれないが、従来のようにガチガチのハードではなくソフトな印象。 構築するそばから崩れゆく言葉-意味と飛び回る蝶のイメージを重ねた書き紡ぐことについての具象化は、氏の小説を読む時にいつも読み手である私が感じるイメージでもある。文章を読み進む先からどんどん意味-言葉が逃げていかれるような。それが今回説明されたようで実に面白かった。「松ノ枝の記」もさらに良い。読み解くべき要素は諸々含まれているが、ただ単に読み進めるのみでも面白い
ナイス!
02/06 コメント(0)
eleking >> 都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)
都市と都市 (ハヤカワ文庫SF) 設定は大変興味深く、あれこれ連想するのも楽しかったが、肝心のストーリーにノレなかったので(文章にも)、読み進めるのに苦労した。登場人物表はつけて欲しいなり。
ナイス! ★​
02/02 コメント(0)
eleking >> 共喰い
共喰い 過去作はしばらく前に読んでいたが、久々に表題作を読んで、ありゃ、こんなオーソドックスだったっけ、田中慎弥って、とまずは思った。芥川賞を同時受賞した円城作品とは対照的に明確にあらすじが抽出できる話である。描写は濃密で会話が方言のせいもあってややねっとり。作中でてくる《子どもたち》がファンタジックな存在に思えるのはワザとなのか僕がそうと読めただけか。「第三紀層の魚」の方は地味な話だなあ、と読み進めつつもそこはかとなく良い読後感。
ナイス! ★​★​★​★​★​
01/29 コメント(0)
eleking >> レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)
レヴィナスと愛の現象学 (文春文 レヴィナスを擁護する弁護士ウチダという趣き。なかなかわかりやすい。
ナイス!
01/18 コメント(0)
eleking >> 浅草芸人 ~エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史~ (マイナビ
浅草芸人 ~エノケン、ロッパ、欽 巻末の参考文献一覧にあるような本をぽつぽつと読んで得てきた断片的な知識をおさらいするつもりで読み始めたのだが、新書にあるまじきw濃密な内容で、単にそれらの文献の内容を寄せ集めただけではなく150年に渡る大きなうねりを再構築して提示する手腕に感心。だから読んでて面白い。著者のまだ書き足りないという気持ちが伝わってくる良書。
ナイス! ★​
01/13 コメント(0)
eleking >> 殺人者の空 (山野浩一傑作選Ⅱ) (創元SF文庫)
殺人者の空 (山野浩一傑作選Ⅱ) マイオールタイムベスト短編の「メシメリ街道」を久しぶりに再読。恐れていたとおり以前ほどの衝撃は感じない。でもやはり好きな作品。この集はかなり観念的な作品が多く、そうしたものは少し苦手かな。「開放時間」とかそっちの方が好き。
ナイス!
12/14 コメント(0)
eleking >> キングを探せ (特別書き下ろし)
キングを探せ (特別書き下ろし) 堪能した! ずいぶんシンプルな作品に感じるが満足度が高い。熟練の語り口とかなり整理された構成によるものであろう。パターン化しがちな構成に溺れずに謎への求心力を保ちつつ必要なことのみを描ききる潔さにも好感を持った。
ナイス! ★​★​
12/09 コメント(0)
eleking >> 人生作法入門 (河出文庫)
人生作法入門 (河出文庫) タイトルがいかにもナンだが、別に人生論の本ではなく、山口瞳の単行本未収録エッセイを収めた本。本にまとまった比較的手に入り易い山口瞳のエッセイをあらかた読んでしまった自分には有り難いが、寄せ集め感はあるなあ。というより、なぜ初出の記載が一切ないのかそれが大いに不満。河出文庫たるものなにをやっておるのか。
ナイス!
12/03 コメント(0)
eleking >> 物語論 (講談社現代新書)
物語論 (講談社現代新書) 作家・漫画家・クリエイターの創作ノートとして興味深い。しかし橋本治の言葉にはいつも様々なヒントが隠されているなあ。
ナイス!
12/02 コメント(0)
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