佐野酔宵さんの感想・レビュー一覧(1547)
佐野酔宵 >> 脱出空域(ハヤカワ文庫NV) (ハヤカワ文庫 NV ヤ 3-2)
今回の舞台は、テロリストに爆弾を積み込まれた貨物運搬用の航空機C‐5の内部だけである。航空パニック・サスペンスとしてなかなか読ませる。 しかし驚くほどシンプル。え、500ページそのままなの。状況で読ませるタイプで、単にストーリーを追うだけなら中盤はまったく省略可能。解決もシンプルで、最初からそれで行こうよと言いたくなるのだが
02/13 コメント(0)
今回の舞台は、テロリストに爆弾を積み込まれた貨物運搬用の航空機C‐5の内部だけである。航空パニック・サスペンスとしてなかなか読ませる。 しかし驚くほどシンプル。え、500ページそのままなの。状況で読ませるタイプで、単にストーリーを追うだけなら中盤はまったく省略可能。解決もシンプルで、最初からそれで行こうよと言いたくなるのだが02/13 コメント(0)
佐野酔宵 >> 第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
全体的にイヤな世界ばかり。しかも色々な文化が書かれているけれど、どれもイッキ読み。シナリオそのものは普通なんだよね。途中で結末も予想が出来るんだけど、それ自体がなんのダメージにもなっていない。この世界と作者の語りにひたるだけで充分しあわせ。どれも結末が「まだ終わっていない」と感じて、そのヴィジョンの面白さもあって、イヤな世界でありながらもどこか憧れてしまう。しかしどの作品も二極化が進んでいるんだね。支配者と被支配者、搾取するものされるもの・・と。
02/11 コメント(0)
全体的にイヤな世界ばかり。しかも色々な文化が書かれているけれど、どれもイッキ読み。シナリオそのものは普通なんだよね。途中で結末も予想が出来るんだけど、それ自体がなんのダメージにもなっていない。この世界と作者の語りにひたるだけで充分しあわせ。どれも結末が「まだ終わっていない」と感じて、そのヴィジョンの面白さもあって、イヤな世界でありながらもどこか憧れてしまう。しかしどの作品も二極化が進んでいるんだね。支配者と被支配者、搾取するものされるもの・・と。02/11 コメント(0)
佐野酔宵 >> アイアン・ハウス (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
非常にあらすじが書きにくい。マイケル編のスリラー調の物語に加え、ジュリアンの方が、実に不可解な謎が浮き出すミステリとなっている。2つのプロットを惜しみなく融合させた、・・と言うわけにはいかない。マイケルのパートが完全に浮いている。こうも肥大しすぎたプロットでは落ち着いて読めない。ジュリアンのパートの濃厚さが際立っている。これだけで良かったんじゃないかと思うんだけど。というわけで、ヒジョーにいびつなシナリオに、鼻で笑いつつ読んでいたのだけど、しかしラストで取り返す。伏線回収、見事。この重さは素直に歓迎する。
02/05 コメント(0)
非常にあらすじが書きにくい。マイケル編のスリラー調の物語に加え、ジュリアンの方が、実に不可解な謎が浮き出すミステリとなっている。2つのプロットを惜しみなく融合させた、・・と言うわけにはいかない。マイケルのパートが完全に浮いている。こうも肥大しすぎたプロットでは落ち着いて読めない。ジュリアンのパートの濃厚さが際立っている。これだけで良かったんじゃないかと思うんだけど。というわけで、ヒジョーにいびつなシナリオに、鼻で笑いつつ読んでいたのだけど、しかしラストで取り返す。伏線回収、見事。この重さは素直に歓迎する。02/05 コメント(0)
佐野酔宵 >> 裏返しの男 (創元推理文庫)
微妙に変な人たちが、トラックで山中を駆けて狼男を追うという実に単純なプロット。なかなか何も起こらないところが、実にヴァルガス。高級品質のキャラ読み小説であり、ページが少なくなると急転直下的に終わるのも相変わらずで、淋しいがバイバイしなくてはならない。しかし『青チョークの男』のころとは別人のように上手くなった。もっと読みたいぞ、ヴァルガス・ワールド。
02/04 コメント(0)
微妙に変な人たちが、トラックで山中を駆けて狼男を追うという実に単純なプロット。なかなか何も起こらないところが、実にヴァルガス。高級品質のキャラ読み小説であり、ページが少なくなると急転直下的に終わるのも相変わらずで、淋しいがバイバイしなくてはならない。しかし『青チョークの男』のころとは別人のように上手くなった。もっと読みたいぞ、ヴァルガス・ワールド。02/04 コメント(0)
佐野酔宵 >> 死の扉 (創元推理文庫)
やっと庶民の手に届くお値段で新版の登場です。登場人物を代弁者に、作者の探偵小説愛が噴出してるあたりは微笑ましいと言うか、なんか圧倒されると言うか。作品中でも「これは探偵小説だ」と認めてるんじゃないかってくらい、ディーンたちが<一般の探偵小説の流れ>を意識してるのね。
01/30 コメント(0)
やっと庶民の手に届くお値段で新版の登場です。登場人物を代弁者に、作者の探偵小説愛が噴出してるあたりは微笑ましいと言うか、なんか圧倒されると言うか。作品中でも「これは探偵小説だ」と認めてるんじゃないかってくらい、ディーンたちが<一般の探偵小説の流れ>を意識してるのね。01/30 コメント(0)
佐野酔宵 >> 彷徨える艦隊7: 戦艦ドレッドノート (ハヤカワ文庫SF)
もう「彷徨える艦隊」じゃないんじゃない? と思いきや、予想外にもまた彷徨ってますよ。第三の敵勢力と交流を持て、ついでに先に捕虜を救助せよ・・との指令を受けた、伝説の男ブラックジャック・ギアリーさんは、艦隊を率いてまたもや宇宙へ。前6冊で信用ならない味方艦隊はほぼ掌握したものの、今度は自国の政治家が怪しい行動を取り続け、ついでに救助した捕虜がまたも統制を乱す。とまあ、相変わらず。感想の書きようもないよね。500ページかけてやっと敵の正体も・・、うーん、明らかになりつつあるんじゃないかしら。
01/29 コメント(3)
もう「彷徨える艦隊」じゃないんじゃない? と思いきや、予想外にもまた彷徨ってますよ。第三の敵勢力と交流を持て、ついでに先に捕虜を救助せよ・・との指令を受けた、伝説の男ブラックジャック・ギアリーさんは、艦隊を率いてまたもや宇宙へ。前6冊で信用ならない味方艦隊はほぼ掌握したものの、今度は自国の政治家が怪しい行動を取り続け、ついでに救助した捕虜がまたも統制を乱す。とまあ、相変わらず。感想の書きようもないよね。500ページかけてやっと敵の正体も・・、うーん、明らかになりつつあるんじゃないかしら。01/29 コメント(3)
佐野酔宵 >> パーフェクト・ハンター (下) (ハヤカワ文庫NV)
ストーリーそのものはシンプル。いきなりのアクションに次ぐアクション。様々なヴァリエーションでの危険の連続。徹底した「偶然性」の排除が嬉しい。リアリティを出すためにか、誰かが失敗したり、自滅したりする展開を書きたがる作家は多い。この作品は敵がザコだろうと、無駄な失敗はしていない。偶然にたよる展開がない。超絶の実力でそれよりは小さな実力を塗りつぶす展開の連続だ。これがいい。最初のホテルでの死闘での、高低、閉所など状況によって瞬時に変わる戦術だけで作者の実力がわかる。久しぶりに冒険小説に酔った。内藤陳さん・・
01/28 コメント(2)
ストーリーそのものはシンプル。いきなりのアクションに次ぐアクション。様々なヴァリエーションでの危険の連続。徹底した「偶然性」の排除が嬉しい。リアリティを出すためにか、誰かが失敗したり、自滅したりする展開を書きたがる作家は多い。この作品は敵がザコだろうと、無駄な失敗はしていない。偶然にたよる展開がない。超絶の実力でそれよりは小さな実力を塗りつぶす展開の連続だ。これがいい。最初のホテルでの死闘での、高低、閉所など状況によって瞬時に変わる戦術だけで作者の実力がわかる。久しぶりに冒険小説に酔った。内藤陳さん・・01/28 コメント(2)
佐野酔宵 >> パーフェクト・ハンター (上) (ハヤカワ文庫NV)
あまりアクションエンタメに感心した事がない私メですが、ここまではたっぷり興奮。これは嬉しい。エンタメ小説だから、このジャンルだからどうこう……ではなく、やはり面白い小説は面白いんだよ。下巻入りま〜す。
01/28 コメント(0)
あまりアクションエンタメに感心した事がない私メですが、ここまではたっぷり興奮。これは嬉しい。エンタメ小説だから、このジャンルだからどうこう……ではなく、やはり面白い小説は面白いんだよ。下巻入りま〜す。01/28 コメント(0)
佐野酔宵 >> 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (講談社文庫)
ある弁護士が殺害され、のこされた業務をハラーが引き継ぐことになるという物語。解説によるとこの引継ぎ制度は日本にはないようす。引き継いだ大きな事件がメインストーリー。単純な事件を軸に、小ネタ満載でじつに読ませる。裁判、しかもアメリカのものなど、日本の普通の読者にはわからない世界なのに、細部がスンナリ理解できる筆力に安心できる。物語が二転三転し、しかしただ反対側にひっくり返るのではなく、奇妙な角度に転がしていく心地よさは健在。コナリーは衰えない。
01/21 コメント(0)
ある弁護士が殺害され、のこされた業務をハラーが引き継ぐことになるという物語。解説によるとこの引継ぎ制度は日本にはないようす。引き継いだ大きな事件がメインストーリー。単純な事件を軸に、小ネタ満載でじつに読ませる。裁判、しかもアメリカのものなど、日本の普通の読者にはわからない世界なのに、細部がスンナリ理解できる筆力に安心できる。物語が二転三転し、しかしただ反対側にひっくり返るのではなく、奇妙な角度に転がしていく心地よさは健在。コナリーは衰えない。01/21 コメント(0)





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