ちびえみ。
代々「遺工」という裏の職業を生業としてきた庵堂家の3兄弟の物語。ホラーというよりは死体解体などのグロテスクさはあるものの兄弟の個性と絆が読後感をさわやかにしてくれます。ラストも良いです。独特の言葉のリズムがあってそれが合う人と合わない人がいそうだけど私は妙にしっくりきました。ただタケの汚言はもうちょっとヴァリエーションがあっても良かったかも。

庵堂三兄弟の聖職
ナイス! ★★★★★★★★★★★ -
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- 02/02
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ナイスした読書家さんと感想
こういう特殊な設定の話でキャラに好感を持てないというのは致命的だと思うのです。。。毅巳が意外と一番まともな感覚なのかな。何故「汚言症」なのかという所があればもっと共感できた気がする。ああでも籠城してたトイレから出てくるシーンでは愛着わきました。文章がライト過ぎるのも合わなかったのかも。オチとか結構好きなんだけどな。
遺体から遺工品を作り、意味のある転生をほどこすことを生業とする兄弟。描写はかなりスプラッタだが、そこにあるのは冒涜ではなく愛なので、結構すんなりと読めてしまう。「翻訳」のシーンがいいなぁ。異様な職業ではあるけれど、テーマは『バラバラだった三兄弟が絆を取り戻す成長物語』というファミリードラマの王道で、読後感は意外にも爽やかだった。ただ、古川日出男調を脱したのは良かったが、今度は舞城王太郎度が上がった気がするのだが…気のせいか?(苦笑)
遺体を加工し「遺工品」を造る。ホラーというジャンルの括りに些か疑問を感じる。どちらかというと、スプラッターな表現の方が多かったように思う。先代である父親の仕事を引き継いで「遺工師」となった長男、精神的な「お口」の病を持った二男、実家から離れてみたものの居場所をみつけられない三男。それぞれが悩みを抱えつつ奮闘している青春物、ホームドラマ、そんな雰囲気。遺体を扱う=「死」というテーマで書かれたこの作品、「遺工」に対する遺族の想いや三兄弟の繋がりに切なくなる。生と死は、切り離せない。「翻訳」するところが泣けた。
「地図男」は途中リタイアしてしまったけど、コチラは読破。遺工師という家業は面白かったが、途中から失速?この作者の文書はやや読みにくい。
全体を見てみるとホラーというよりスプラッターなホームドラマという感じです。ラストはある意味清々しい(?)感動もあったと思うのよね。でもこの本を読んだ気分のまま就寝はできなかったけど~。ともかく読み手を選ぶ作品ではありましょう。
聖職とはまさに!です。もっとグロテスクなものを想像してましたけど、その行為の向こうには優しく温かな故人への思いがあってだからさほど嫌な思いをせずに読めました。いや、むしろ好みです。読み終えてじんわりしみじみ出来て読後感も良かったです。次男はもっとはちゃめちゃな人格を勝手に想像してましたが…。それでもこの三兄弟好き。続編を是非書いて欲しいわぁ。
とても面白く読みました。死体から物を作る、というグロの話なのに、それよりも三兄弟のそれぞれのありようが面白く、またミステリ部分(三兄弟は三兄弟だったのか?)も最後まで心惹かれて。地図男より私、こちらの方が作品としてかえるかなあ。物語が終わる時に(もうちょっと読みたい)と思ってしまったもの、ぐっときて。













