あきくま
よしながふみとBLとの関連を知らずに4作品くらい読んでいた。BLというのは特定の嗜好の人たちの少数派の分野で自分に関係ないと思い込んでいた。書店で専用コーナーができるに至った今では奥が深くて自分には踏み入れない敷居の高さを勝手に感じていた。本書を読み、自分がやおい大好き人間であると気づいた。よしながふみは撒き餌だ。辿っていくとめくるめく未知なる世界に行き着くのだろう。本書もその一歩となった。いやぁ、複雑で損な「女」に生まれたのは読み手として幸福だ。

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
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- 08/10
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ナイスした読書家さんと感想
漫画『大奥』の著者よしながふみが、三浦しをん、羽海野チカ、萩尾望都らの豪華ゲストを迎え、とにかく熱く語りまくる対談集。話題の中心が少女漫画やBLという未踏の分野だったのでよくわからないところもあったが、筆者ならではの濃密な漫画分析が面白く、男女が置かれた社会的な立場の違いが少年漫画と少女漫画に求められているものの違いをつくっているという分析などなるほどと思わされるところが多かった。それぞれの語り手の「作家」としての問題意識や秘めた思いが知れたのも興味深く、BLはさておき読みたい本がまたまた増えてしまった。
対談の中に、いくつも懐かしい作品名や作者さんのお名前が出てくるの。ひとつひとつに、私はかなり思い入れがあるんだけど、よしながさんのご意見とは一致せず、さらっと流れていっちゃう感じ。へぇ〜とは思うけど、理解できない部分もあり。少女マンガの話では、大島弓子「綿の国星」切ない話だったけど、そんなにはまらなかったな。成田美名子「エイリアン通り」「CIPHER」で私の心が育った気がする。やおいからBLに移り行くあたり、こだかさんがそんなに大御所だったことなど、恥ずかしながら知らなかった。まだまだ未読マンガが多いなぁ
想像していたよりもずっとずっと骨太な対談集でした!どの人との対談も面白可笑しく盛り上がってるんだけど、基本的に皆さん誠実で、なによりもプロ意識が高い人ばかりなのがステキでした!物語を作る側の意識や出版業界の裏話も目からウロコ的な面白さ!個人的には、今までうまく言葉に出来なくてモヤモヤしていたことを納得のいく言葉で言い表してもらえただけでもスッキリ♪「読んで良かった」と思えました。
読み進むうちに、共感したり、「ああ、そうなのか!」と膝をうったり感心したり、ふつふつと胸の中から熱い何かがわき上がってきたりと、大変感情的に忙しく、対談集なのになにやら起承転結のようなものが感じられ、とてもよくまとまったいい読み物になっていると思った。読むかどうか迷っているのなら、私は迷わずお薦めしたい。(第2弾も熱く希望!!)








