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初・安部公房。面白かった~(笑)虫を捕りに来た男が砂の街に囚われ・・・不条理な世界に閉じ込められ必死に脱出しようとする気持ちと徐々に変わっていく気持ちが面白かった(笑)そして女が妙にエロチックな感じだった(笑)安部公房読みやすいし面白い他の作品も読んでみよう(笑)

砂の女 (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/25
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ナイスした読書家さんと感想
漂う不気味さ。昆虫採集に出かけた男が、砂で埋もれそうな町と出会う。この情景描写が、というか砂のザラザラした感覚が、圧倒的過ぎる。閉塞感・密閉感の中での緊張感の麻痺。解放された、自由という状態がそもそも何なのか、追い求めていたはずの自由すら、砂の如くもろく崩壊してゆく。生活の中に何か異常が侵入してくる、その巧妙さ。少しづつ、あたかも砂に飲まれるように、常識が崩れ去る恐ろしさ。ラストは非常に穏やかに、ぞっとする。
安部公房の作品は初めて読んだけど、とりあえずシュール。シュールである種狂気。人間の生々しい内面描写や皮肉のようなものも多い気がした。馴染みのない言葉があり、辞書を使ったりもした。馴染みのない言葉とかあった。男の11行に渡り怒鳴り散らすことに対する女の『ごはんの支度にしましょうか?』と一言返すシーンがたまらない。新装版の表紙の方が前のよりも意味深。砂の女には萌えが存在しているという知り合いの発言、理解できました。こんな昔に……安部公房は時代に認められながら、先見の明もあったのか。
【再読】衝撃的だったなぁ!安倍公房を最初に読んだのがコレ。昆虫採集(あまり身近に感じないがこの人の文章にかかると凄く魅力的)に出かけた男が、虫を捕まえる筈が砂地獄(蟻地獄)のような世界に填ってしまい虚しくも自分が虫のような生活をさせられてしまうという一流の皮肉。砂を掻いても掻いても抜け出せない・・・・。この設定だけで充分面白いのに砂の描写の素晴らしいこと・・・・・。
読みながら自分も砂に埋もれていきそうに錯覚する。それほど強烈な物語でした。砂の底の家に閉じ込められた男が徐々に状況を受け入れていく様に恐怖しながら、一緒に麻痺していく感じです。人間て恐ろしく強く弱い。
社会生活から逃避するように昆虫採集に出かけた主人公は部落の女の家に囚われてしまう。日常生活に戻るために脱出を何度も試みるが、最終的には自らの境遇に安堵を抱いてしまうようになり、外に出ても忙しい生活に追われるだけだと思い出したのか、民家での生活を受け入れるまでになる。このラストで、映画のCUBEを思い出した。この砂の女のいる家は男にとっての子宮のようなものであり、この物語は子宮回帰願望を取り扱ったものなのではないかと個人的に思う。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/28
自由を奪われ、日常への復帰へとやっきになる男。しかし元の日常も灰色のものであって、どちらの生活も義務がつきまとう自由のない生活であることに変わりはなかった。明日の見える生活を往復切符に例えているが、どちらの生活でも実は片道切符しか持ち合わせていないのではないだろうか。日常と自由、生きることと義務について考えさせられた。
なんとも口の中がザラザラと喉の渇きを感じる本だった。ジャンルは何?ホラー?こんな生活 絶対嫌だー耐えられない(>_<)
安部公房初読み。自分の口の中も砂が入っているように思う錯覚を引き起こし、喉が乾き、不快感と虚脱感に襲われる。読後の後味は非常に悪い。けれど、それが面白かった。今いる場所は幸せなのか?外の世界は幸せなのか?と終始問われているような表現や、死の影が色濃く現れることで、生きることへの執着心を描いている生々しい作品なので、できるだけフラットな気持ちの時に読まれることをおすすめする。再読と他の作品も読んでみます。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/24
久々の安部公房。結果は見当がつくものの、ひたすら逃げようとする男の行動に、ぐいぐい引き込まれた。ひたすら砂、砂、砂。なんとなく喉が渇く気分。
ページを捲る度に広がる異質な空間。絶望が正に砂の波となって襲ってくる。安部公房の表現には毎度唸らせられる。砂に縛られて尚外に出る気はない女を見て、幸福とはなんなのかを考えさせられた。
この不条理さ・・好きだ。いいかも。一気でした。息苦しく重苦しい理不尽さに圧倒される。何様なんだ・・とムカツキつつも、最後の方になると、しょうがないよね的思考に陥った自分が怖い。それにしても、この比喩の表現力ときたら。。砂が恐ろしいものに思えてくる、が、逆に今行きたい所は鳥取砂丘。
これは傑作。何で今まで読まなかったんだろう…。突然不条理な境遇に陥った男の葛藤。カフカの「変身」とも通じるか?文章も素晴らしい。砂の感触、喉の渇き、怒り、恐怖、欲情すべてが生々しく感じられた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 08/04
「不条理」な小説だと感じました。自分となんらかかわりのないところで決められた運命にもてあそばれる個人。よく考えて見るとありえない話でもなんでもないようです。しかし自分は被害者であるという自明のことに疑問符がつけられたとき・・・考えさせられます。
☆6 上手く書かれているのでこの変な状況が妙にリアルに感じた。また比喩が豊富に使われていたので,読んで感じるとこがある。『自由それは幸せではない』『普段の生活は必死になって守る程のものか』『あらゆる事象のほとんどは知らなくても直接影響はない』などと思った。
再読。安部公房の最高傑作。不条理な理由で隔離された男が砂をかくという労働力として扱われ、一人の女との奇妙な同棲生活を送る…蒸発ブーム?とも言えた1960年代を象徴するかのような名作。同テーマで「他人の顔」「燃えつきた地図」などあるが、完成度ではこの作品がずば抜けている。ノーベル文学賞、取って欲しかった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/25
エロいわー。監獄脱出小説とも、砂の科学小説とも読める。その間を埋めるように、穴の外の現実がどうだったかという理解と、女との生活感が満ちている。また安部公房独特の比喩と視点が、一層小説を豊かにさせているね。題辞とリンクするラストシーンは「そういうことか!」と震えがきた。



































