onaka
深夜の弁当工場にパートタイムで勤務する主婦たちが、同僚の衝動的な殺人を隠すため死体処理に加担する。社会の底辺で崩壊する家族を抱えながら、さらに殺人という罪を背負ってしまった絶望の共同体。女たちの共同戦線はすぐに綻び、罪が新たな罪を生む。無限に逃亡し続けるしかない。佐竹との最後の救いをも拒絶する、雅子の自由への意志が痛ましい。

OUT 下 (講談社文庫 き 32-4)
ナイス! ★★★★★★★★★ -
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- 07/10
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ナイスした読書家さんと感想
物語としては破綻している。読み返して一番印象に残っていたのは、意外にも「甘えんなよ、ババア」と言い放った雅子の息子の言葉だった。毀れた大人の中で唯一まともな発言だったのではないか。ようやく桐野作品がわかってきたかな。
このように収斂していくなんて!と、展開についていくのに必死。結局、彼女たちは、それぞれの脱却をしたのだろうなあ。雅子と佐竹の2人のシーンは壮絶な恋愛のようだった。そんでもって、飄々とした十文字のキャラがいい!また、雅子と組んで新たなビジネスをやって欲しい、と本気で思った。











