表題の「辻斬り」はもう一つだが、酒屋の因業親父の生き様が綴られた「鬼熊酒屋」、心技体の心の強さがまざまざと描かれる「悪い虫」が光る。「剣術よりも、この世に生きてあるさまざまな人間のほうがおもしろいわえ」という小兵衛の言葉通りの人情味溢れる池波節は、何時読んでも心に響く。それこそ、「どうも近ごろは、万事が贅沢になり、金また金の世の中になってしもうたが、そのくせ、人の暮しに余裕が無うなったようじゃ」という台詞を江戸の人間に言わせるのだから、たまらない。それにしても鴨飯が旨そうだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/02



ナイスした読書家さんと感想

あぁ読みだすと止まらない。「老虎」のどこまでも一枚上手な小兵衛さんとそれを見守ってる(楽しんでる?)田沼意次さんが良い。「悪い虫」で鰻が食べたくなった。沢山の登場人物に深みが出たり、成長したり。次行ってみよう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/02

画図百鬼夜行を絵本として楽しむ小兵衛の姿に、妙な言い方だが時代を感じた。京極夏彦のミステリに見る画図百鬼夜行は、僕の目に古典に映る。登場人物の目を通しているためかしら。大治郎への態度やら、金の使い方やら、いつだって小兵衛の視線は新鮮だ。無聊に飽いた小兵衛は、僕が持て余した時間を、これでもかってくらい晴らしてくれる。うん。面白い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/10


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