バラバラ事件ばかりの連作短編集。死体をバラバラにする理由がそれぞれ違うなど芸が細かいし、最後にバラバラの事件と思われたのが一本に繋がっていく構成は見事。ホワイダニット物の野心作
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/16



ナイスした読書家さんと感想

物理トリックとか死体のすり替えといった、パズル的要素のあるミステリが好きなのですが、そこに納得できる動機が無いと残念に思えてしまう。この作品はバラバラ死体をテーマにした連作なのですが、フーダニット、ハウダニットよりホワイダニットに重きを置いている点ですごく楽しめました。最初の手錠に繋がれたバラバラ殺人は伏線の回収も鮮やかで巧い。 ぬいぐるみバラバラ事件はホッと一息つける可愛らしい小品で好き。 最後の話がそれまでの話を繋がり的にもメタ的にも上手く使っていて全体のまとまりも良いです。あと探偵役の好感度が高い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/09

「解体」という二文字をキーワードにして、何かを切り取られた事件を扱っているが、非常にヴァラエティに富んだ内容で緩急を持たせ、同類事件の話の繰り返しにならないよう、作者が入念に配慮しているのが解る。殺人事件から日常の謎までと作者の器用さが十分に出ている。しかし匠千暁の初登場シーンは笑ってしまった。彼の部屋には膨大な書籍で占められているとのこと。これは明智小五郎を筆頭とする日本の推理小説の探偵役の系譜である。乱歩没後数十年経っても、名探偵の特徴は変わらないのだなぁと苦笑した次第である。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/11

バラバラ殺人(人以外がバラバラになる事もある)事件が詰め込まれた西澤保彦のデビュー作。問題作だと思います。詰め込みすぎてコロコロ溢れ返っている頭部が次から次へ移動してる。明確な探偵役が存在しないし、解決してるかも不明なのに本格ミステリー。矛盾してる様でいて論理的。楽しめました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/16


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