クジラ
ストーリーの厳密性やら論理性が気になり始めると物語に入り込めなくなる(ファンタジー小説なので、当然だが)。細かいことを除くと、単純に「いい話だなぁ」と思わせる部分があちこちに散りばめられている。最後に出てくる文秀の手紙の内容は、とても大切なことに感じられた。

蒼穹の昴(4) (講談社文庫)
ナイス! ★★★★★ -
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- 05/08
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ナイスした読書家さんと感想
歴史上の人物は小説によって書かれ方が違うと思うが、一番渋くてかっこよかったのは李鴻章でした。西太后は悪役としてのイメージが高いようですが、この作品の彼女は滅びゆく国を背負いその強さ、そして人間らしい弱さも描かれていて魅力的だった。文秀が最後にしたためてる手紙に政治は施しではなく民衆ともにあるものだと記してるが、はたして当時の日本だってそんなことができていただろうか。加えて中国は人口も多く他民族だ。そう容易く皆が幸せになれるような政治は行えないだろう。今後も中国は何処に向かっていくのだろうか。
春児は偽りの予言をも超越してもはや聖人君子のよう。文秀はかなり残念なコトになったがこのままじゃ終わらんよね?西太后は強くて哀しい女であった。乾隆じいちゃんは今回ただのエロじじぃぢゃねぇか(笑) 毛少年もチラッと出てきたし続きが気になる…ので「珍妃の井戸」へ。
『生きて再び合まみえ、四億の民のために尽くそうではないか。そう、施すのではなく、尽くすのだ』なぜか文秀の言葉が心に残りました。そして人事を尽くし、託宣を『夢をめぐんでもらった』と言い放つ春児。夢や希望、生きる糧の象徴たる『蒼窮の昴』凄い題名です。7年ぶりの再読、歴史ものとしては軽いのでしょう。しかし物語として、歴史エンターテイメントとして重厚な浅田節、堪能しました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/03







