kmiura1
ティーンエイジ最後の夏は、少女から大人になる最後のイニシエーション。 つぐみのわがままとそれを理解するまりあ、暖かく見守る陽子。3人の関係が妙で、心の葛藤となんともいえない暖かさがある。 ノスタルジーを感じさせつつ、単になつかしい思い出や恋愛になっていないところがいい。つぐみというキャラが立っているからだろう。 純文学の少女は純潔であるということを裏切ってくれた。(笑)

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)
ナイス! ★★★ -
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- 03/29
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ナイスした読書家さんと感想
主人公のいとこ「つぐみ」のつかみどころのない自由な発想と行動。そして治らない病気を抱えるがための影。このふたつが強烈な光となって放たれ、思わずつぐみに憧れを持ってしまいます。普通に考えると、とても性格に難ありな子なのに。全体的にとても読みやすい文章。高校時代の国語の模擬試験、現代文二で出会った本なのに、最近まで放置していました。もっと早く読んでおけば良かったな。
まぶしい夏の光であふれた物語でした。私はこれまでの人生海なんて2回くらいしか見たことは無いけれど、この本を通して感じる海のイメージのほうが鮮やかでした。確かにそこには「夏」があるのです。つぐみはいつも死に近いところにいて、だからこそ人や生きることに対して本当のことを知っているように感じます。きっとつぐみが綺麗な言葉遣いのお嬢様だったら 寂しい静かな物語になっていたでしょう。つぐみがつぐみだから、こんなにも輝くのですね。






