このシリーズって最早時代ミステリーだけのカテゴリには収まらないような気が。北村さんって実はこの時代に生きていたんじゃない?なんて思ってしまうほどリアルな時代の息遣いが感じられた。特に引用されている様々な作品が物語により奥行きと深みを演出していて、ただただすごいなあと。相当取材だったり時代考証を重ねたんだろうなあ。前作が春の穏やかな日差しなら、今作は臼雲に遮られて段々と日が陰るような感覚。目には見えない時代のうねりへ呑み込まれていく世相に、真正面から向き合う二人の女性像は強く美しい。3作目が楽しみ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/08



ナイスした読書家さんと感想

シリーズ?の二作目だったようです。。でも、こちらだけでも十分楽した。昭和初期、お金持ちのお嬢さまの優雅で贅沢で華やかな生活。お金があれば幸せなわけではないというか、誰にも不平不満はあるわけで。世の納得できないこと、受け入れ難いこと。静かに穏やかに、訴えかけられた。謎解きも、上品で鮮やか。とてもきれいな本でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/24

ほんとにすばらしい本です。特に「玻璃の天」はすごかった。「想夫恋」はジンときた。ベッキーさんはただらなぬ人だと思ってはいたけれど、悲しい過去を背負っていたのですね。そして、ベッキーさんから影響を受けて、本当にいいお嬢様に成長した英子さんも良かった。また「鷺と雪」を読みたいと思います。順番通り読んでいたらなぁ。今さらだけど。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/15

ベッキーさんシリーズ第2弾。英子さん達の優雅な毎日は相変わらず素敵だけど、家柄を重んじるあまり自由に恋愛結婚など出来ない、そんな華族ならではの苦悩が垣間見られたり、『主義者』が『犯罪者』と同義であるという思想統制の影に、時代が暗闇へ進んでいくのを感じて緊張した。そしてベッキーさんの過去が玻璃の天から降り注ぐ光の前に図らずも明かされる。雅吉兄さんが登場すると、どこか呑気なそのキャラにホッとさせられる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/02

★4 英子&ベッキーさんの活躍は軽やかで、皆が謎を持ちかけてしまうのも納得。お友達(ご学友?)の少女たちの恋愛模様にほわんとなりつつも、時代の流れはどんどんとのっぴきならない方向へ向かっており、現代の私はこの先に・・・と考えてしまう。雅吉兄さんのすっとぼけ感に、兄妹の会話の楽しさに救われ、気持ちが持ち直す。次の「鷺と雪」、読まずにはいられないが、どんな展開になるかと思うと怖い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/20

久し振りに読んだ、大好きな著者の本。行間からもただよう北村薫らしい文章にうっとり。…しかし…英子さん。「空飛ぶ馬」や「覆面作家…」の主人公のように、感情移入が出来ない。自分と年が離れすぎたか?!…う〜ん。男の人がえがく、理想のお嬢様…な感じがしてしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/11

「街の灯」の続編。前作と同じく、知的で上品な香りのするストーリー、兼好法師から枕草子、伊勢物語、文学知識が多少あれば倍楽しめます。時代は不穏な雰囲気ですが、ベッキーさんと英子さんの穏やかで知的な雰囲気が好みです。ベッキーさんの過去も少しわかってきて、次作「鷺と雪」が楽しみです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/28

「幻の橋」の最後にベッキーさんの引用する言葉が強く印象に残る。そしてベッキーさんの輝きが私の卑屈な心を照射しているようで、一瞬居心地が悪い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/19

前作に比べて「戦争」という時代がひたひたと近寄って来ている感じ。使命感をわき起こさせるほどの立派な神は、悪魔の美だ!っていう解釈も初めて読みました「進めるのは前だけ。このことを胸に刻んで生きていく」という英子。これから、どうなっていくのだろう。これから進んで行く時代はこんなピュアな英子がそのままでいられる時代ではないはず。これからの難しい時代を知っていてなお「参りましょう」と凛々しく立ち向かうベッキーさん。かっこいいなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/22

それにしても北村作品を読むと知的好奇心を刺激され、知識欲がかきたてられますね。乱歩の本が読んでみたくなりました。戦争の暗い影が少しずつ忍び寄ってきているのを感じつつも英子の自由を求める健全な精神が嬉しくもありました。ミステリなんですけど、あまりそうと感じさせず見事に融合され文芸作品としての趣を強く感じ、各話ともラストの静かな余韻が素晴らしく前作より深みがぐっと増していました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/09

う~ん、ドスンとハマりました。知らずにいたことが恥ずかしい、でもこれをスルーしなくて良かった!シリーズ楽しみに読みます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/29

古典が身近にある感じが素敵。吉田兼好をいやなおじさん、というのには笑った。「君死にたまふことなかれ」の解釈には驚いた。そうか、そういう見方もできるのか。読むとしゃんと背筋が伸びるような本。続編も早く読みたい!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/20

「ベッキーさん」シリーズ2冊目。1冊目の「街の灯」が序章だったのか、と思えるほど、収められた3作品は力作。上流社会の社交を描いていると思わせて、実は時代の矛盾を検証している。与謝野晶子の「君死にたまうことなかれ」に関する記述、「神」に関する記述など筆者の思いが登場人物の語りを通して伝わってくる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/06

シリーズ第2作。時代背景がこの作品に独特の緊張感と優美さを感じさせる。べっきーさんのまっすぐな立ち姿が見えるよう。表題に圧倒される。悲しいベッキーさんの過去。第3作をどうもっていくのか楽しみで仕方ない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/18

街の灯に続いての読書。時代はどんどんと暗雲が立ちこめ暗い世情となってきている。主人公の周りでも資産階級に揺らぎが出始める。表題作「玻璃の天」は、この時代の世論を左右する人物とそれを無防備に拡大させていく時代の暴力が引き起こす悲劇である。主人公二人がその中で悲しみを背負いながらも正道を進もうとする。。彼女たちは探偵でも警察でもない。何かを裁くよりもそれを糧にどう生きるかを心に刻んでいくのだろう。最終作にも期待する。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/05

時代背景が薄暗いですが、人々の心は善悪ありますが純粋で人間くさかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/30

前作『街の灯』に比べ、より時代性が出ている。そんな中で国語の教科書をひも解くような文学作品の解釈や、より複雑な人間関係が絡み合いながらもベッキーさんがお嬢様の英子を導いていく。そしてベッキーさんを知る人物の登場。今後の展開に益々期待。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/16

《君死にたまふことなかれ》の流れに吃驚。授業で習った憶えのある詩だけれども、作中で書かれている様な視点には考えが及ばなかったし、そんな風には教えられなかった。気楽なお坊ちゃまのようでいて雅吉兄さんは敏くて、そして同時に優しいお兄ちゃんだなと思った。この感想は、ええと勿論、ミートクロケットが食べたいからってワケじゃあありませんよ。ええ本当に。★★★★☆
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/22


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