ああ、面白かった。ユディスとの自転車の旅の場面なんかもとても良かった。が、戦争と人種差別がもたらしたとてつもない打撃は、凄まじいものがあった。自分の立っている場所や考え方、精神への衝撃が痛々しい。ただ、どちらかというと柔軟な考え方をしているステフィが、ユダヤ教にきっちりハマった考え方をしているユディスよりも強い、ということもわかった。苦境においても相手の違いを受け入れられるか、というところが異常状態で自分を保つ鍵なのでは、と思う。登場人物皆に説得感があり、リアルで、とてもよかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/08



ナイスした読書家さんと感想

戦火を免れた人は、幸運な人なのだと思ってきたけれど、それは、間違えだった。免れた故の悲劇。もう一つの戦争の物語。ユディスの心の痛みが、胸に突き刺さる。精神を病まなくても、免れた人達は、みな、同じような苦しみを耐えて生きてきたのだろう。それでも、ステフィが、この世の果てをこの世の真ん中だと思えたこと、ラストが「希望」であったことは、せめてもの救いである。世界中の人々が平和に暮らせますように。4冊すべて良かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/18

ああ終わってしまったという思いと、二人の人生はこれからも続いていくのだという思いで胸がいっぱい。ステフィとネッリを中心に描いた作品だが、二人のまわりの人々の描き方が薄っぺらではないのがよかった。それぞれの人の歴史、信条、生活が垣間見れた気がする。ネッリの「なにもかも複雑すぎる。どうして、もっと単純に生きることができないんだろう」という言葉が印象的。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/04

読みやすくて読み応えがある。この2つを兼ね備えた本。4巻ぜんぶ読んでよかった〜と思いました。個人と個人の対立、民族と民族の対立の根本は同じですね。人物描写が丁寧で終始好感がもてる小説。最後が悲劇的でなくて本当によかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/24

全4巻のうち、わたしにはいちばん力強く迫ってきた『大海の光』。戦争は終わった。この6年の間に見違えるように大きくなったステフィとネッリ。新しい局面は始まったけれど「なにもかも複雑すぎる。どうして、もっと単純に生きることができないんだろう。」というネッリのことばが胸に沁みる。人生に漕ぎ出してゆく二人に幸あれ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/25

長く苦しい「旅」をしてきた二人。自分にできる精一杯のことをやって生きてきた。「旅」はこれからも続く。この地に初めてやってきたとき「この世の果て」と呼んだステフィが今、「この世の真ん中」と呼べるようになった事がこれからの彼女の旅への餞のように思いました。新しい旅に出る二人、良い旅であるように。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 01/09
dumpty
全部通して読まれたのですね。私はそれぞれの物語の間に時間があったので忘れているところも多かったのでは・・と思います。それでも、ステフィとネッリの成長を追えたことは幸せでした。深いところでずーんとくる物語ですよね。
ナイス!ナイス! - 01/10 01:03

ぱせり
dumptyさんが書かれたこの本のコメントがきっかけだったんです。ありがとうございます。深いところで・・・ほんとですね。うまく言葉にできないのですが、巻を追うごとに、二人の視野も広がっていくようで、引っぱられるようにして読みました。4巻全部読めてよかったです(途中で止まりませんでした)ああ、とうとう終わっちゃった、という感じです~。
ナイス!ナイス! - 01/10 06:46



大海の光―ステフィとネッリの物語

ああ、面白かった。ユディスとの自転車の旅の場面なんかもとても良かった。が、戦争と人種差別がもたらしたとてつもない打撃は、凄まじいものがあった。自分の立っている場所や考え方、精神への衝撃が痛々しい。ただ、どちらかというと柔軟な考え方をしているステフィが、ユダヤ教にきっちりハマった考え方をしているユディスよりも強い、ということもわかった。苦境においても相手の違いを受け入れられるか、というところが異常状態で自分を保つ鍵なのでは、と思う。登場人物皆に説得感があり、リアルで、とてもよかった。
ログイン新規登録