nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
雑誌「旅」に1年間連載された短編を集めたものなので、旅が物語のキーワード。ふわんとして、ほんわりした感じは宮下さんらしい。いつもながら『食べる』ということをとても大切に考えていらっしゃることが伝ってきます。好きな作品は『初めての雪』と『白い足袋』どちらもラストがとても好きです。『白い足袋』は、花嫁のために足袋をはいて田舎道を疾走するヒロインの姿が素敵。ただ、私が宮下さんに対して過剰な期待をしてしまっているので、やや物足りなさも感じました。

遠くの声に耳を澄ませて
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/08
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ナイスした読書家さんと感想
読破。例えば、とても重要じゃない数いる同僚のウチの誰かだったり、病室で隣り合ったベッドにいた人だったり、「私」じゃない相手だったり、名前しか出てこない彼女だったり──。そういった、凄く希薄な関係の、連作短編集。 短い各編が、それぞれの編の背景を織りなすように組み上げられた、ステンドグラスのような淡い透明感のある作品です。そのステンドグラスは、人生と云う名の「旅」そのものなのかも知れません。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/18
ふとしたことがきっかけで、今の自分を見直したり、大切なものに気づいたりすることってあります。旅もそのひとつ。文章がきれい。描写もきれい。そんな旅を絡めた思い出の短編集かと思ってましたが、なんか心に引っ掛かる。なんだろう・・。あっ、繋がってる。ジグソーパズルの外側がつながり、これから内側をうめていくような気持ちになります。これからとこれまでと両方楽しむことができました。全体的にはゆったりとした流れでしたが、最後がけっこう深かったですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/03
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
ナイス有難うございます。アンデス、シチリア、波照間島(はてるまじま)、朱鞠内湖(しゅまりないこ)など響きのいい場所を選びますね。
ナイス!
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12/03 11:49
ナイス有難うございます。アンデス、シチリア、波照間島(はてるまじま)、朱鞠内湖(しゅまりないこ)など響きのいい場所を選びますね。
ナイス!
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12/03 11:49
旅をテーマにした連作短編集。独立した話と見せかけて少しずつ話が繋がっているのがなんかいいな。作品の中で緩やかに時間が流れているのが良かった。宮下作品が纏っている独特の雰囲気が好き。2011/355
派手さはないけど何気ない文脈が優しい「旅」キーワードにした連作短編集。何気ない日常を大事にしたいと思わされた。
読んでる途中で気がつきました。この本の登場人物はリンクしていて「えっと この人誰だっけ?」と前のページで確認しながら読みました。「よろこびの歌」のように、読後の爽やかさが無くって少し残念。
宮下さん二作目です。何ていったらいいのか、読中はサラッと進むのですが、読後の余韻がね…余韻がいいの。凄くいいの。12話の短いお話が魔法のようなリンクで繋がっていて、彼らの人生に思い切り想いを馳せました。「よろこびの歌」が貸し出し中だったので目に付いたこちらを借りたのですが、出会いに感謝しています。
「アンデスの声、転がる小石、どこにでも猫がいる、秋の転校生、うなぎを追いかけた男、部屋から始まった、初めての雪、足の速いおじさん、クックブックの五日間、ミルクティー、白い足袋、夕焼けの犬」連作短編集全12話。農業をしている祖父が倒れたと連絡があった「アンデス」はロマンチックな話でした。友人から突然電話があり波照間島に来ないかと誘われた「転がる」は奥が深い話でした。パン屋さんはスゴイ!又従妹の結婚式に出るため田舎に戻った「白い」はラストが爽快でした。★★★★
クックブックの五日間が一番好き。あとは、みのりの作るお茶漬けがすごく美味しそうだった。
「旅」と「別離」をテーマとした短編集。「別離」は終わりではなく、新しい何かの発見というメッセージがあり、静かではあるけれどそっと背を押してもらったような心地よい読後感が残る。平凡な人の平凡な日常が愛おしいという宮下氏のメッセージがよい。今夜はつやつやの白米でお茶漬けを食べよう。
とても静かで丁寧な文体で素敵でした。12編の短編集ですが、すこしずつ物語がつながっている構成でよかったです。中でも「アンデスの声」「うなぎを追いかけた男」など良かったです。
宮下さんの本、2冊目。今回の方が、じんわりとした響き具合。で、登場人物のリンク具合がさらっとしてて、「ん?この人は・・・」って読んだページを探してみてもなかなか見つからなかった。なので、また最初から読みたいなぁ。
12編の短編集。人生のいろんなポイントでの旅をテーマに書かれています。全体的に綺麗でサラっと読めますが、いまひとつ盛り上がらなかったです。私は医療従事者なので、最後の作品『夕焼けの犬』や同じ看護師が出てくる『うなぎを追いかけた男』は微妙な言い回しにも、思わず相槌が出ちゃいました。ただやはりサラっとしてるので、共感というほどの強さは残念ながらなかったです。
ほんの少しずつ重なりあった12編の短い物語。 短い中にもひとつひとつの物語の主人公たちが儚げで壊れそうになりながらも真摯に生きる姿に共感を覚え読み終わったあとにじんとした余韻が残っています。どこかへ行くのも旅だけど人生そのものが旅なんだなぁと感じさせてくれました。
リレー短編集?といいますか、時々・リレー短編集って感じです。リレー短編集というと原田マハ氏の作品を思い出しますがあっちが『扉をあける瞬間』なら、この作品は『扉の前に着くまで』でしょうか。宮下さんの言葉が良いです。「転がる小石」でのパン作りで「適当に楽にやると、適当で楽な結果しかならない。あたりまえといえばあたりまえなこと」この‘あたりまえなこと‘に気がつける人間になりたいなぁと思いました。「アンデスの声」には痺れました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/07
これから読む方へ、微妙にリンクされていますので、登場人物の名前気をつけて読んでください。田舎での結婚式の日の話の、「白い足袋」がよかったです。
12話からなる短編集。取り立ててこれがいいと言う話は無いが、全体的に良かった。
一作目で鷲掴みにされました。 宮下奈都さんは最近脚光を浴びている作家さんですが、20代の作家には書けない深みがあるような気がします。 HCJB(アンデスの声)の日本語放送は昔聴いていてベリカードも何枚か持っています。 IS(放送開始時の音楽)は「サクラサクラ」。 地球の裏側から届く「サクラサクラ」は雑音交じりでしたが、なんとも感慨深いものがありました。
私も台湾の先生の所にいきたくなった。細やかな気持ちの表現や小さなエピソードに和む。この著者の描く女性が好きです。登場人物がさりげなくリンクする短編小説なのですが、私がしっかり登場人物の名前を覚えられたらもっと楽しめただろうに…と残念に思う。
うっかり見過ごしてしまいそうな絶妙な具合で登場人物がリンクしている短編集。印象的だったのは、語り手自身がリンクする人物なのか?と思ったら最後に一度だけその名前が出てくるあの人だったこと。その切ない過去はあの人の恋だったのか・・そしてあの人は・・・(ため息)。「かぺかぺ」が韋駄天に戻る清々しいシーン、ミルクティーを入れる切羽詰った気持ち、なぜか涙が出る夕焼け・・・。しみじみしすぎない感じがすごくいい。宮下作品は、読み終わったあとパラパラとページを見て余韻に浸りたくなる。大好き。
変わらず宮下さんの紡ぐ物語は心地良く、胸に静かなさざ波を立て、波紋を広げる。人の心の揺らぎをこれほどまでに丁寧に的確に描くって本当に素敵なこと。決してきれい事ばかりでなく心に渦巻く黒々としたものもあるのだけれど、それもひっくるめて全て愛おしくて。読み終えて全身に漲る力と光をくれる宮下さんの作品が本当に好き。
全ての話は繋がっていたんでしょうか。そこはよく分かりませんでしたが、味わいのある短編集でした。地味なんだけど、じわじわ染みてくる感じ。
宮下さん、初読みです。旅をテーマにした短編集ですが、さらりと人物がリンクしていて連作のようにも読めます。好きなのは「アンデスの声」と「ミルクティー」。登場人物ではみのりちゃんが好き。みのりちゃんが跳ねるところを私も見たい。
どの作品も本当に素敵で、読み終えるのが勿体なくて、少しずつ読み進めていた一冊。特に好きなのは「部屋から始まった」「初めての雪」。ストーリーのみならず、丁寧だからこそ心に迫ってくる文章が素晴らしい。
途中から連作とわかり、その繋がり方が微妙でちょっと混乱。でも、叙情的で静かな文体が素敵だった。「初めての雪」がいい。心が震える感覚だった。物足りなさもあるけど、宮下さんの文章の美しさが際立った作品。
短編集だけれど、登場人物が関連していて面白い。 さまざまな視点や立場での見え方を書いた小説は読んだことがあるが、こんな風にすれ違う感じや、景色のような感じで登場するってのは、初めて♡新鮮。最後ウォーリーを探せみたいになってる自分がいたが・・・。面白かった!
旅にまつわる短編集。独立したはなしでありでも微かに世界がリンクしているところがわたしのツボなのだけれどすてきなリンクでした。当たり前のように丁寧で素直なでも誰にも真似のできない透明感のある文章が印象的です。すとんと無理なく自分の中に沁みてくる感じがする。きっと合性がよいのかな。この作者さんの本を読むのはこれで2冊目なのだけど次の新作もきっと手に取るとおもいます。
「旅」をめぐる短編集。登場人物たちが少しずつリンクするのも楽しみのひとつ。一つ一つはささいな物語だけれど、小さな喜びや出来事が人生を紡いでいることを実感できる本。お茶漬けやミルクティーなど食べ物のほっこり具合が素敵だなぁ。まだまだ宮川作品を読みたい。
トーンは全体に低め。淡々と、真面目に丁寧に生きようともがく人々の物語。冒頭の短編「アンデスの声」でじーんとしみじみしていたら、「クックブックの五日間」で胸を鷲掴みにされて、本当に泣きそうになった。泣いたかもしれない。自分の弱さを誤魔化さずに見つめ続けるこの物語の、「湖」に呼応するような深さ、静、痛み。身を切るような思いをして手に入れたものは、寂しくも眩しい。
小さなドラマをいくつも観たような。ふと訪れる微かな揺れを丁寧に拾う文章の波。心地よい体温を物語からもらう。
あったかい飲み物を飲んだ時に、じんわりしてしまうときは、私にとっては要注意だ。キッカケは曖昧でも、結構凹んでいる時。そこから帰ってくるためのおまじないがあるわけではないのだけれど、この人の文章は沁みたなあ。飾り気もない、素直な温かい言葉に耳を澄ませば、心はちゃんとそれを命綱みたいにキャッチして浮上してくる。「大丈夫」と優しい声がする。初めて読む作家さんでしたが、出会えてよかったな。
宮下さんの本は初めてでしたが、心にすっと入ってくるような言葉や情景描写でとても気にいりました。短編が少しずつ繋がって物語の世界が広がっていくのもよかったです。他の作品も読んでみたくなりました。
旅をテーマとする12編の短編集。各登場人物が緩やかに繋がっていて、登場人物同士の関係や繋がりを探すのが読んでいて楽しかったです。丁寧にかかれた日常描写と緩やかな繋がりによって、登場人物たちが送ってきた人生がわかるのが素敵で、物語に深みを出していました。切なくなったり温かい気持ちになったり。色々な種類の「旅」や登場人物のひとりひとり違った「人生」を読めて良かったです。
12編からなる短編集。読んでいくうちに、連作短編集だと気づきました。さりげなく、全ての物語が繋がっているんです。どの物語も静かに流れていくのですが、それでいて心にじっくり沁みこんで来ます。じんわり、きーんと響いてくる。どれも淡い色で描かれていますが、読んでいて心地の良い文章を書く作家さんですね。足袋をはいてひた走るシーンが爽快でした。★★★★☆
派手さはないけどしみじみとした味わいのある作品たち。全部旅に関係してるんだね。「アンデスの声」「クックブックの五日間」「ミルクティー」が好き。































































