Tatsuya
メタ的な要素の入ったミステリは好物なので非常に楽しんで読めた。超展開に思わず吹き出してしまったものの、そこで設定される新たなルールというギミックをうまく利用してオチのどんでん返しに持ってくる展開は見事。妄想に現実逃避するという行為と、自分がこうやって読書を楽しむこととの間に果して差異はあるのか。来未が非常に魅力的なキャラだったのも印象的。

女王様と私
ナイス! ★★★★★★★★ -
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- 02/08
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ナイスした読書家さんと感想
44歳引きこもりの男性が、女王様系の少女と出会ったことで巻き込まれる連続児童殺人事件を描いた物語。ミスリードによる小さな驚きを重ねる序盤の展開に、さぞや驚きの結末が待っているのだろうとワクワクさせられたし、ミステリー部分は楽しめる中身にはなっていたと思う。しかし、物語の大半を占める第2部の章題が「真藤数馬のめくるめく妄想」であり、ネタばらしが結構早めに明かされたりするので、本腰入れてミステリーの醍醐味を味わう感じになれなかったのも正直なところ。もっと単純明快にビックリさせてくれる作品を期待したいのだが…。
確かに面白いんですが、看板に偽りなしか、途中から「問題作」の香りが漂いますね。それでも読み続けてしまうのはさすがだなぁと。まぁ騙されるにしても「葉桜」みたいに気持ちよく騙されたかったかなとは思います。
ロリコンオタクと来未ちゃんがフツーに探偵する話でも十分面白かったと思うんですが、そこでそうしないのが歌野晶午っぽい。気持ち悪いとかありえないとかそういうのも超えてぐいぐい読ませてくれます。ラストとかいろんなところで先が見えちゃうところはちょっと・・・。文庫本で妹とのしりとりはカットされちゃってたら悲しいなぁ。
読んでいる途中のいきなりの反則技・・・妄想って・・・いきなり読む気が失せたけど、どうにか読み続けて、ラスト、あ~こういう風につながっていくのねと納得。結局これはこれで「あり」なのですね。でも、現実にこういうことって起きていそうで怖い。
44歳のオタクにロリ・・・。上手にサプライズを仕掛けてくれる作家さんで、次も楽しみです。











