さいうら
ファンタジーだけどリアル。これを読んでいる間はまるで魔法をかけられたかのように、ゆっくりとした時間の中に居た気がする。読み終わった後の何とも言えない気持ちが「ホームシック」なのかもしれない。実に佳い本でした。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 02/07
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
大地を踏み締めて、自然と呼吸を合わせて。何を考えるでもなく身を委ね、胸一杯に広がる愛。生きる程増えていく抱えねばならないもの。西の魔女は教えてくれる。肩肘張って背伸びして生きる社会に、欲張りな社会に、本当に必要な感情を。思い通りいく人生が楽しいことと、人生に起こることを楽しむことは同じようで全然違う。まいになったつもりでおばあちゃんと過ごして、日々に溺れそうな私が、どれ程狭い中でじたばたしていたのか気が付いた。流れる涙が心地好い。色んなものから解放され自然と生きやすくなるであろう、素敵な魔力に出会う本。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 11/07
梨木さんも思春期時代は女子特有の関係に悩んだんだろうな、とエッセイを読んで得た勝手なイメージから思う。描写が生々しいし…。やると決めたことをやり通すというのは難しい。まいは素敵な女性になるんだろうなぁ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 08/15
タイトルから受けるモノクロのイメージとは裏腹な芳醇な物語。学校に行けなくなったまいちゃんがおばあちゃんの元で魔女修行するお話。といってもファンタジーではありません。「からくりからくさ」「家守綺譚」に通じる豊かな自然を感じる話です。食事をしっかりとりよく運動し規則正しい生活をする。早寝早起き、自然のリズム。自分で決める力。自分で決めたことをやりとげる力。毎日を丁寧に生きていく心地よさを感じました。子供の頃読んでみたかったな~^^おばあちゃんの死は不思議と明るいですね。さすが魔女!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 07/17
「この人はこういう死に方をする」この言葉、読了後も耳に残る妙に印象的な言葉でした。こんなに美しく穏やかな死の描かれた物語、中々読めない。例えば、謎を持ったまま死してキーになる人、壮絶な死で読み手に衝撃を伝える死、特に主要人物になればなるほど小説では死が表現する意味はとても【強い】。小説だしそれを当然と受け取る俺も居ます。でも、この物語の死はスッと眠りに落ちるように当たり前の事として描かれている。それだからこそ死して尚、最後のメッセージの包み込むような暖かさが感じられるのではないでしょうか。とても暖かい死。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 05/27
アイ・ノウ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 11/02
おばあちゃんの存在、発言がとても心地よくさせてくれた。こんなおばあちゃん好きだなぁ。まいがおばあちゃんが本当に好きなんだなというのが伝わってきました。日本なのに日本じゃない雰囲気も好きです。ただ、小学生向けなのかなぁと感じました。文字が大きく、ひらがなが多いのと文体が単調なのが読みにくさを感じました。。映像で見たい内容ですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(9)
- 08/19
生き辛さは誰にでもある。ではきちんと生きることは? 中学生のまいは学校と上手く馴染めなくなり、休んでいる間を祖母の家で過ごす。おばあちゃんは魔女だと言って、まいも魔女修行を始め、最後に素敵な魔法が起きる。魔女の教えはどれも当たり前のことばかり。毎日しっかり眠って食事をとって、規則正しく生活する。でも当たり前こそ大切。きちんと足を踏みしめていれば、世界中から風が吹いてもしっかり立っていられるのだから。そうすればきっと誰かがいる。「アイ・ノウ」でなくともたった一言を告げてくれる、誰かが。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 04/05
中学生のまいが、祖母のところで生活しながら「魔女修行」をする。意志の力を強くし、何事も自分で決めること。おばあちゃんの「アイ・ノウ」という言葉が胸に響いた。心優しいステキな返事だと思う。死を悲しいだけのとらえ方では無く描かれているのも良いですね。小中学生の頃に読んでみたかったな~
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 03/28
◎ただ日々生きていることの充実感。おばあちゃんの生活からはまさしくそれを感じる。何か大きな仕事をするのが偉人なのではなく、おばあちゃんのように一緒に暮らしているだけで、一人の人間を成長させることができるのはかなり立派なことではないか?短く読みやすい本でしたが、大切なことがたくさん詰まった本でした。毎日の生活に疲れた人にお勧めです。
大きな愛情はいつも傍に寄り添い、でも大きいが故にその時々に気付けないこともあるんだろう。主人公はけして幸せを実感してはいないだろうけど、読み手になんとも言えない幸福感を与えてくれると思う。「自分の人生」や「社会との繋がり」と真正面から向き合おうとする主人公に殺伐とした現実から目を反らしたいと思う私は勇気をもらえます。ラスト3ページ、涙なしでは読めません。
登校拒否になったまいはしばらく祖母の元で暮らすことになるのだが、『魔女修行』と称して、祖母から色々なことを学んでいくのだった。祖母のふるまいが決して押し付けがましくなく、それでいて田舎とはいっても洗練されているのが、本当に素敵。タイトルからもわかるように、まいのもとを永遠に去ってしまうおばあちゃんなのだが、“魔女”と過ごした日々でまいが得たものは大きかったと思う。何度でも読み返したくなる本である。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 10/24
こんなお話を読むと、普段忘れていた大切な事を思い出して、思わず背筋がピンとします。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 11/27
主人公と一緒に花に水をやり、ジャムを作って、切り株に座っているような気持ちになれる1冊です。人間関係に振り回されそうになったとき、人を疑う気持ちがおさまらなくなったとき、落ち込むのではなくて、まだまだ私も魔女修行が足りないな、と思い直すきっかけを作ってくれそう。「魔女」「死んだ」という題名を見て今まで敬遠してきたのですが、今回読んでみてそれを猛烈に後悔しました…
母方の祖母が死んだのを機に、人生何度目かの再読。実はちょっとまいが羨ましい。うちのばあちゃんはこんなに立派な人じゃなかったから。


























