なほまる
「頭とワープロ」で書いた卒論とはかくの如し! 私の中では名前だけが高名だった芥川と菊池が動きだしてくれて、斜め読みの危機を乗り切った(笑 「真珠夫人」をきちんとした衣装を作れば、テレビのドラマで大当たりと「私」が言っているのが笑えた。

六の宮の姫君 (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★★ -
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- 02/07
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ナイスした読書家さんと感想
芥川に迫る文学史ミステリで、著者の造詣の深さと推理力に圧倒され、興味深く読めた。卒論の中間報告を聞いているような感覚もあって(笑)、「私」の考察力と、彼女たちの文学談義ではページを捲る手が止まったところも…。ただ国文科ってすごすぎる!菊池や芥川を何冊か読んだ後に再読したいと思った一冊。そして、、この一冊を存分に楽しめる人を羨ましいと本当に思う。
「円紫さんと私」シリーズの第4作目の作品。このシリーズは北村初期の作品であるが、今回は長編。佐藤夕子の解説によれば、タイトルの「六の宮の姫君」とは、芥川龍之介の短編小説でもあり、北村の早稲田大学文学部における卒業論文でもあるとのことである。そういえば、北村の小説の中には、文学史や文学評論的な記述が多く見られ、今回も文学に造形が深いことが分かる。芥川をめぐる菊池寛やその他の文学者との関わりの謎に迫る、意欲的な作品となっている。








