yamaton
第一巻、日月星辰をも動かす進士への路たる科挙試験の凄まじさを描ききった力量は感嘆に値する。しかしその後の巻は、力作ではあるが傑作足りえてはいない。陳舜臣氏のあとがきで、(あとがきなのに)本作に殆ど触れられていないことが彼の素直な評価なのだろう。しかし、中国近代史という史実への興味を抱かせるという意味においては佳作であった。それにしても一巻は面白かった。

蒼穹の昴(4) (講談社文庫)
ナイス! ★★★★ -
コメント(0)
- 02/06
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
『生きて再び合まみえ、四億の民のために尽くそうではないか。そう、施すのではなく、尽くすのだ』なぜか文秀の言葉が心に残りました。そして人事を尽くし、託宣を『夢をめぐんでもらった』と言い放つ春児。夢や希望、生きる糧の象徴たる『蒼窮の昴』凄い題名です。7年ぶりの再読、歴史ものとしては軽いのでしょう。しかし物語として、歴史エンターテイメントとして重厚な浅田節、堪能しました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/03
★★★☆☆やっと読了したが、巷で言われるほどの面白さは味わえなかった。歴史スペクタクルなのかと思っていたら、割と感傷的でこじんまりした内容だった。史実は変えようがないが、せっかく架空の人物を登場させたのだから、文秀や春児には後半もっと派手に活躍して欲しかった。振り返れば1巻が一番面白かったかな。
春児は偽りの予言をも超越してもはや聖人君子のよう。文秀はかなり残念なコトになったがこのままじゃ終わらんよね?西太后は強くて哀しい女であった。乾隆じいちゃんは今回ただのエロじじぃぢゃねぇか(笑) 毛少年もチラッと出てきたし続きが気になる…ので「珍妃の井戸」へ。






