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交番の駐在員は、西部劇に出てくる保安官と同じくその地域における頼れる用心棒でもあり、社会的な規範でもあったんだなあと本作を読んでそう思った。それがどんな仕事であれ、自分の選んだ仕事に「誇り」というものがなければ人生は砂を噛むように味気ないと思うが、警官として生きることに誇りを持ち、それぞれの人生をまっとうした男たちを3代続けて描くことによって非常に読み応えのある作品になっている。面白かった。佐々木氏の作品はこれが初めてだが、他にも何か読んでみよう。

警官の血 下巻
ナイス! ★★★★★★ -
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- 02/04
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ナイスした読書家さんと感想
警官三代。代を重ねるごとに、「血」も濃くなっていく気がする。清二と民雄は「警官小説」だったが、下巻の和也の章では「警察小説」になってきたというスタイルだが、実際のところ、これは、「警官の倫理観、正義漢を問い直す」というテーマの小説なんだろう。三代それぞれ世相の影響を強烈に受けているし、おそらく犯罪の種類も軽重も時代によって左右されるということなのだろう。「警官は境界線上に立っている」という和也の言葉に納得。読ませる小説だった。続編『警官の条件』は期待に応えてくれるかな?
上・下巻とおしての重い雰囲気を『苦手・・>_<』と感じながらも、どんどん惹きこまれてしまいました ^^; 最後に『事件』のパズルは埋まっても割り切れなさが残りましたが、それでさらに印象深くなったかも。手放しで楽しめる終わり方でないところがリアルというか・・・
話のキーとなる人物は、上巻の早いうちから見当がついてしまいました。ですが、これは犯人探しのミステリーというよりも、警察小説として、そして志を受け継いでいく警官の血の物語としての力が強いので、そんなに気にならずに読めました。お話は民雄から和也へと移ります。和也で少々失速してしまったものの、警察という大きな組織に翻弄された3代の人生は、楽しく一気に読めました。孫の和也は、祖父から父、そして自分へと受け継いだホイッスルをいつも胸にかけ、組織の中で強かに生きていくのでしょう。
下巻も一気読みでした!過酷な経験だったにせよ、すべてを戦争のせいにした早瀬はやっぱり卑怯だ。早瀬の息子に脅しをかけた和也に爽快感。ふてぶてしさと清二のホイッスルがあれば、彼は精神を病むことはないだろうと思った。








