Tetchy
本作には希代のミステリマニア(賞賛を含めて敢えてそう呼ばせてもらおう)山口雅也のエッセンスが凝縮されている。まずグリンの仇名の由来にニヤリとした。ロスマクの『象牙色の嘲笑』から来ているというのがいい。代表作の『さむけ』とかではなく、云わばどちらかと云えばマイナーな作品を扱ったところにマニア魂を感じる。そして『縞模様の霊柩車』ならぬピンクのポンティアックの霊柩車というところもロスマクへのオマージュを感じていいではないか。さらに霊安室の名前《黄金の眠りの間(ゴールデン・スランバーズ)》はビートルズの名曲。

生ける屍の死 (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★ -
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- 02/03
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ナイスした読書家さんと感想
【★★★★☆☆☆☆☆☆】「このミステリーがすごい!」の10年間No.1、20年間No.2ってことで相当ハードルを上げて読んだ今作。「死者が蘇る世界観の中での殺人事件」っていうかなり突飛な舞台設定であったが、その世界観である必然性のあるロジックを使った事件の描写は非常に巧緻で読み応えがあった。ただ探偵役のグリンの死や実際に事件が動き出すまでがいささか冗長に感じ、また海外が舞台なこともあって前半は非常に読み進めるのがしんどかった^^;最後まで読んだらそこの描写の必然性もわかるんだけど、いかんせん読みづらかった
死者が蘇る、蘇った死者は痛みが無い、という設定のうえでしっかりした本格。 死者が生き返る世界においては殺人をすることの意味がない。 生き返っちゃうし、殺人もばれる。 そのなかでふさわしい動機とトリックをもってきたことがすばらしい。すまん、ちょっと死んでたんでな、全然聞いてなかった。は名言な気がする。







