nishi
きれいで読みやすい話。でもいまいち印象が薄いのは、肝心の料理に食欲をそそられないからかもしれない。「いい素材を使って心を込めて」という、ある意味大上段というかスペック重視な説明ばかりで、実際に食べている感じも料理している感じもしないのが残念。前評判を見て勝手にそこに期待しすぎたのかも。

食堂かたつむり (ポプラ文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/02
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ナイスした読書家さんと感想
とにかく、お腹が空いてくる物語でした(笑)エルメスの最期やおかんからの手紙など辛くなる場面は多々ありましたが、私が食堂かたつむりに予約を入れたら、どんなメニューにしてくれるのかなぁ?と想像するのが楽しかったです。あぁ・・・。早く、一緒にジュテームスープを食してくれる人に巡り合いたいなぁ・・・。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/08
生きることは食べること。毎日口にするもので、身体の一つ一つの細胞が形作られる。恋人と共に全財産と声を失った倫子は、一人戻った故郷の町で、小さな小さな食堂を開く。お客は一日一組だけ、その人にふさわしい品を選んで作る料理は、ささやかな奇跡を起こすと評判になる。静かに淡々と綴られる物語は、ささやかな真理をも告げる。疎かにはせず、慈しみ大切に自らの内に取り入れる。様々なものの死を継いで、私達の生は続いていく。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/03
親とはありがたい存在だなと思いつつ、素直になれない娘の気持ちもよく分かる。結局二人はよく似ていた。似たもの親子。悲しくもあり、嬉しくもあり。
物足りないような、胸焼けしてるような。「いただきます」の意味がテーマなんだってことはもちろん理解できるんだけど、それでも終始不自然に思えてしまうのは私がひねくれものだから?
ここまで物事が簡単に進み過ぎるとなんとも…。お見合いの回以外はどうして食事が相手に影響を及ぼしたのか全く描かれてないし、出生のひみつもあんなばれ方するくらいなら家出る前にばれただろうし、お金も時間もつぎ込んだ男があっさり身を引くかなとか、なんだか設定はいいのに適当な感じ…。大体事前面談要なんて、作り手視点で読むと誠実さの現れのようだけど、客視点でみれば迷惑極まりないわけで、しかも結局面談そのものがなくてもいい食事が提供できててなんなのか。いろいろ残念。
おいしくいただくこと。食べ物、そして命に感謝すること。料理を丁寧に作ること。そういうところがとってもよかった。冒頭の唐突なスタートの仕方なんて最高。だけど…なんだかしっくりこないんだよなぁ。ご都合主義も好きなんだけれど、ラストが急ぎすぎかも。もっとあやふやにしてもよかったんじゃないか、と。
全体的には大人の童話といった雰囲気。食べ物はそれが動物系の食材であれ植物系の食材であれ、「生命」をいただいているのだということを改めて感じる。登場するメニューに関して、特別なものはないと書かれたレビューもあるけど、天然酵母を使ったり本物のぬか床、無農薬の野菜や地元ワイナリーのワイン等、身土不二が生かされた、本当の意味での贅沢な料理だと思う。貴重な命をいただく食べ物、それらを腐らせたり廃棄する現代の問題点を改めて考えてしまう。「深夜食堂」もだけど値段設定が謎。
本当に辛いことがあると、体の防衛反応が言葉すら奪ってしまう。大嫌いなおかんの所しか戻る場所がない。美味しいとお客に喜ばれても、心は癒されない。彼女が再生するためには、何かの死が必要。おかんのためのエルメス、修一のためのおかん、倫子のために死すものがあって、言葉は蘇る。おかんが、手紙でしか倫子に告げられなかったのは、倫子に対する負い目からか、自分は幸せになったのに不思議。背中を貸してくれる熊さんは、もっと幸せになってもいいと思う。禁断のパンダの対極にあり、美味しんぼよりナイーブ、包み込むように雪は降り積む。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 09/21
相手が望む食事を作って相手の喜ぶ笑顔を見たい。これは、おかんとの関係の寂しさから愛を求めている感じがする。またまた食事を作っている場面などは、思わず自分も作ってみたくなる気持ちになってくる。現実を見たら、この食堂はお金を貰っている、貰った文章は1回だけ。お金の変わりに相手からの幸せを貰うから良いのかな。こんなお金の話でセコイ考えを持つ自分が情けないのか?
良くできている。面白いんじゃないかと思う。
でも、もしも小説を書く為のマニュアルがあるとしたら、そのマニュアル通りにキチンと書かれたという印象。
面白いがひと味足りない。
作者の個性とか味か見えてこないのだ。
たとえばいつかコンピューターが小説を書いたらこんな感じなのかもね。
小説自体が単調というわけでは決してないんだけど…好みの問題なのかな?


















