なほまる
前作で「お子さんですか?」なんて言って、きゃっきゃっ笑ってた二人が出てきて、どこまで考えながら話を書くのだろうなんて、つい考えてしまうほど。その時の登場の様子との落差も凄ければ、季節も過ぎて秋も物悲し・・・。円紫師匠を「駆け込み寺」にしていない「私」の折り目正しさと若さも何だかぐっときてしまう。

秋の花 (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 02/02
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ナイスした読書家さんと感想
円紫シリーズ3作目であり、長編であり、そして津田真理子が屋上から転落死した。。前2作と比べると、ずっと悪天候で晴れが少なかった気がする。物語を通して、「雨」がとても印象的だったし。いつもの私と正ちゃん・江美ちゃんのやりとりが穏やかな一方、真相に近づいて「見えざる手」の伏線の答えが分かった途端に驚いた。「許す」のではなく「救う」という意味が重くて切ない。。
「円紫さんと私」シリーズ第3作。今回は長編、それもミステリー色が濃く、文化祭の準備中におきた女子高生(その先輩にあたるのが「私」)の謎の転落死をめぐって、事件の謎に迫っていくという話になっている。円紫師匠の登場は後半になってからで、今回は自分の母校やなくなった女子高生とその友人との学校生活の話が展開されていく。そして真相は意外なものだった。
前作にちょっとだけ登場した2人の女子高生を悲劇が襲う。2人の女子高生の担任や母親達に話を聞いたり、大学の2人の友人・正子と江美とともに謎解きに挑む「私」。そんな時、円紫さんからはがきが届く。文化施設の複合公演の案内だった。「御神酒徳利」を語った後、「私」と会ってくれた円紫さんは、話を聞き、謎を解いたようだ。秋海棠を初めとした秋の花の描写に季節感が溢れ、若くして命を失った女性への深く・温かい思いやりが感じられる秀作。
【図書館】円紫さんが好きな私としては、彼の出番が少ないのが不満。でも、とてもおもしろかった。最後の一言に涙が出た。









