よっぺぎ
自分に正直になるほど 世の中との断絶を感じ 孤立していく若き主人公ホールデン。『冷血』執筆後のカポーティが アルコールや薬物中毒に苦しみ サリンジャーが極めて寡作で 隠遁生活を生涯送ったことなどを考えると 「世界は常に救世主を求めるが 救済は理屈では破滅するため 聖なる狂気 霊感を受けた狂人が解決を与える」という四月バカ=タロットの愚者のカードの由来を思い出す。実はこのように 世の中に適応できない者が 世界の矛盾を鋭く指摘し 変化のきっかけを作っているんじゃないかと思う。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 02/02
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ナイスした読書家さんと感想
とにかく全てが青い。世界も、表紙も、文章も、ホールデンも全てが真っ青な永遠の名作だ。イノセンスで、感情も知識も未熟な視点から世と人の虚栄、虚飾をリズミカルに罵倒するホールデン。無垢さ、童心に対しては憧憬を抱き、ライ麦畑のキャッチャーになりたがる彼の心理は、青春を送ったものならほとんどの人が通過するものだ。サリンジャーの愛に溢れた筆致と野崎孝のさっぱりした名訳がその社会への怒り、嫌悪という青さをほぼ原型、象徴までにしついる。誰もホールデンのままではいられない。しかし、ホールデンを通過しなきゃ始まらない
たしかクリスマス時期のお話だったな~と再読。純度100%の青春小説。不安定な自我と異常なまでの潔癖さで生きづらさを体現するホールデン少年。「インチキな大人」が見せる偽善や欺瞞を攻撃しまくる姿は、痛快な反面どうしようもなく哀しい。それは人との繋がりを希求する心の裏返しだから。滅びの予感と再生の予兆の危ういバランスが絶妙!ライ麦畑のつかまえ役になる夢を語るくだりには毎回泣かされるなぁ。50年代のアメリカ文化や世情に明るければ更に共感度UPするかも。村上訳も素敵だけど、タイトルの名意訳と時代感で野崎さんに一票♪
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/24
この小説、めっちゃくちゃ好き。たとえ、暗殺者の内ポケットから出てきたものだとしても、すごく好き。これは、「すごく好き」と言って熱烈に支持するか、「わからない」と言ってひどく嫌悪をもたらすかを極端に二極分化する種類の小説だと思う。私はすごく好きなんだ。毎日持ち歩きたいほどに。








