まつげ
笑子の気持ちがよくわかった。ふたりとも不器用で、書かれてないけれど、ひとりで抱えようとする笑子を睦月はいとおしく思っているし、辛抱強く やさしく接してくる睦月を笑子はすごくすきなんだろうなと思った。直接的に書かれてないのに読み手にそう感じさせる江國香織はすごい。切なくなった。

きらきらひかる (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/02
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ナイスした読書家さんと感想
高校生のとき、初めて読んで江國香織という作家に一目惚れしました。江國さんがこの作品を「基本的な恋愛小説」と言っているように、世間体や常識などの恋愛を複雑にする要因を排除することで、「人を愛すること」の「基本的」な部分を浮かび上がらせています。裏表紙には奇抜な設定と書かれていますが、世間体などを無視すれば、3人の関係は奇抜ではなく、ナチュラルで、私は憧れさえ抱いてしまいます。なぜなら、1対1の恋愛では、相手と真っ向から向き合うことで、心の余裕をなくし、自然体でいられなくなることがよくあると思うから。
不器用で純粋な愛の話。同性愛者で潔癖症な夫と情緒不安定でアルコール中毒な妻、そして不思議な魅力を湛う奔放な夫の恋人。崩れそうなんだけど崩れなかったり崩れてしまったり、不安定なんだけど、その中で調和が保たれていて歪んでいても誠実な関係。傷つけて傷つけられながらも、愛することは止められない。自然体で生きている彼らの世界が、きらきらひかっていた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/12
再読。何度読んだかもうわかりません。アル中の妻「笑子」とホモの夫「睦月」ふたりの結婚生活。ギョッとする設定ですが、まるで青く澄んだ水族館の水槽を覗いているように静かでやわらかです。笑子と睦月の交互の視点で話が進むため、互いに相手を思いやり必要とする気持ちが痛いほど伝わってきます。江國さんの言葉の力でしょうか。特にお酒の表現が素敵。「とろっと深い金色」に「うっとりしてしまう」私もうっとりです。恋愛小説としては不毛な設定ですが、不思議と癒されるお話なんですよね。不思議です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 01/16
同性愛者で恋人のいる医師の睦月と情緒不安定の笑子の結婚という設定に驚いたけど、どんどんストーリーに引き込まれました。お互いを思いやる気持ちが不器用で、なんだか切ない。一般的に理解しがたい愛のかたちを、純愛物語でまとめているのがすごいなと思った。三人の関係がこのまま続くことを願いたい。
今のままを望むけど、できないって知ってる。傷つけたり空回りしたりと人間って不器用だなあと思いました。
「切ないなぁ‥」と思いながら読んだ。言葉としては知っていたけど、今まであまり考えたことのなかった愛の形がとてもリアルに感じられた。笑子も睦月も紺もすごく好き。これからこの3人を取り巻く環境はどうなっていくんだろう。3人がずっと変わらず幸せでいられたらいいのに‥‥と願いながら読み終えた。今まで読んだ江國さんの作品の中で1番好きな小説。
笑子の気持ちがよくわかった。ふたりとも不器用で、書かれてないけれど、ひとりで抱えようとする笑子を睦月はいとおしく思っているし、辛抱強く やさしく接してくる睦月を笑子はすごくすきなんだろうなと思った。直接的に書かれてないのに読み手にそう感じさせる江國香織はすごい。切なくなった。
何度も読んでる本。初めて読んだ時は心底好きな男がゲイだったら、自分だったらどうするだろうな~と思った。当時は結構衝撃的。結局睦月だけが何も失わずに、欲しいものを全て手に入れたんじゃ?と思うけど、笑子にとってはこの形こそが落ちつくべき姿なのだろう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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江国さんワールド。なんて言うのかな・・・ツーンとした気分になりました。そして、お子さまシャンパンを飲みながら、バッハを微かにかけながら、そんな空気の中で読みたい気分になりました。















