サチ
創意工夫が凄い。プロ集団は遭難先でこれだけのことができるのかと唖然とさせられる。遭難直後から数日間の時間の濃度は異常としか思えない。失敗はいくつもあるものの、全体としては淡々とした印象を受けるのは、全員がひとつの方向を向いていて、迷いや澱みがないせいだろう。既に遭難のプロの域。何度遭難しても生還しそう。

無人島に生きる十六人 (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/01
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ナイスした読書家さんと感想
1899年(明治32年)5月20日、帆船龍睡丸は時化に遭い座礁した。乗組員16名は近くの無人島に漂着し、生き延びるための奮闘を開始する。彼らは、みな揃って再び祖国の地を踏めるのか?――自分の出来る事を発揮し、助けあい、規律を守り、自棄にならない。食料、水、火の確保、見張櫓の建設、塩の精製などの合間には勉強すらする。彼らを支えていたのは「日本人として、立派に生き」るという覚悟だ(西洋なら信仰心に置き換わるのだろう)。彼らの心根に感動した。本当に、漂流者かくあるべしという物語。
漂流繋がり。16人の中年が、漂着した無人島で集団サバイバル。昔の「少年クラブ」に連載されたものらしく、ひたすら真っ直ぐな話しか出てこない。全く女っ気もないし、集団内の嫉妬や闘争も出てこない。完全に海の男バカ一代的な男しか出てこない。だが、それがいい!明治の男はスゲエよなあ。カッコイイよなあ。一人の犠牲者もなく、脱落者もない。全員、超前向き。もしかしたら実話かもしれないらしい。日本人であることに誇りを持てる一冊。逆に今を顧みて恥ずかしくなるほど。あと、ウミガメを食べてみたくなる。タマゴも一緒に。
かなり昔に書かれたのに、読みやすかった。明治の人はすごいね!!鼻じろも食べられなくて良かった(笑)
面白かった!痛快・爽快なお話でした。文章が平易で読みやすいので小学中学年くらいからいけそうです。ジョン万次郎への興味から始まり、おろしや国、菜の花の沖と江戸時代の航海に関係する本を読んできましたが、やはり明治になると航海の技術、知識、船の質などが格段に向上していることがわかりそういう面でも楽しめました。椎名さんが発掘して刊行した本なんですよね!?こういう場合印税はどうなってるんだろうと下世話なことも考えちゃいました。
シーナ、よくぞこの本を発掘してくれた! これこそまさに冒険譚と呼ぶに値する代物だ。すべての少年にとっての必読書。オトコノコは、これを読んで「冒険」の勉強をすべし。てか、いっそのこと、児童書にしちゃったら良いんじゃないの? ハードカヴァーにしたりして。挿絵は、そうだなあ、誰がいいだろう。ちゃんとした人が好ましいよなあ。きっと、この文庫化のとき以上の大ヒットになるはず。とゆー妄言。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/09
太平洋上で船が難破し無人島に漂着した、16人の明治の男達の実話。とにかくみんなが仕事をもって前向きにしているのが良かったです。生きる知恵も素晴らしいけれど、夜の見張り役を若い人にさせない理由には、なるほどと思いました。小笠原老人の移民の話が、時代を感じられて興味深かったです。海ガメがおいしそうで食べてみたくなりました。あとがきが椎名誠さんなのもうれしかったです。
明治あたりの漂流記。龍睡丸の乗組員は立派な人ばかりなので、人間同士のいざこざは無い。蒸留水を作ったり亀を養殖したりアザラシと仲良くなったり。島ワサビと草ブドウの正式な名前が気になる。
サバイバル本は好きなので何冊も読んできたが、これほど爽快でおもしろいものは珍しい! ノンフィクションだというのに、暗いところが全くないことに驚いてしまう。無人島にあっても、日本人として・海の男として恥ずべきところのない人でありたい、と日々生活に創意工夫を凝らしながら勉強もする16人……すごい、すごすぎる。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/24
本当に素晴らしい本です。これは、お勧めしたい。船長の統率力で、16人の老いも若きも、苦しいと思われる状況なのに、明るく前向きに一つにまとまって目指す方向に向かう様は本当に素敵です。また、明治時代を生きた人の誇り高い気質だったり、向上心だったり純粋に生きる方々の素晴らしさが詰まっていると思いました。読後は爽やかな気持ちになること間違いなし!!
16おじさん漂流記。驚くべきはこれが実話だということ。無人島に漂着した時点で、自堕落生活まっしぐらになりそうな私は大いに感銘をうけました。規律を守り、希望を持ち、さらには勉強に励みながら救助を待つ。無理な相談はしない、手に入る物をありがたく創意工夫を凝らして使う。何より、愉快にくらす。というのが素晴らしい。資本主義ももう限界だーと思う今日この頃、次世代はこれでいきましょう!ウミガメの味が気になります。
真っ直ぐな日本人の姿と豊富な知恵に実話と言う事を忘れてしまいそうでした。これがフィクションなら残念な買い物だったと思うところですが実話を基にした作品と言う事で驚きながら読み進みました。とにかく純粋さと力強さを感じる作品です。
読めて良かったと思う本でした。遭難の話で実話と聞いていたので、もっと悲壮感があるのかと思っていたのですが、みごとにうらぎられ、表紙の絵のように大変明るいイメージの本でした。 これが実話という所に「十六人カッコイイなぁ」と感心しました。
挿絵をちらっと見て、少年向けの創作かーなんて早とちりでした。教官が語る遭難記です。遭難もの特有の暗い話は無く、楽しくやろう、勉強しようという心意気が伝わる文章です。夏に読んでて良かった。
数多ある無人島漂流記のなかでもNo.1。しかも実話というのが凄い。あの極限状態においても、一人ひとりが人間らしさを失わず、秩序と思いやりとチームワークで生きていく姿には、「自分も人間としてかくありたい」と思わされる。海ガメ、食べてみたい…。





















