ケン五
最初の1ページ目から妙な語り口で、不思議な感覚だった。たった一人の孤独の世界は、想像するのも苦しく、電話は、主人公だけでなく、読んでいる僕にも救いだった。でもそこからの展開は、さらに奥が深く、「生きてることって何なんだ」の深みにはまりそうになる手前で、光の雨に救出された感じ。やっぱり信じ続ける心は何事にも負けないんだ。そうじゃなきゃ。

ターン (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/31
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ナイスした読書家さんと感想
この人の本は結構読んでるけど、この本は初めて。円紫さんシリーズもそうだけど、前半がだるい〜。川上さんの解説みたいに「急がない」とは思えず、何度も睡魔に襲われた。が、第5章からはぐいぐい読めた。面白かった。二人が心を寄せていく過程が、肉体関係が絶対に成り立たないせいもあってか、生々しすぎなくてすごく素敵だと思う。ただ冷静に考えると、真希って現実にいたらちょっと危ない気が。
毎日が同じことの繰り返しに思えて、生きがいを感じられなくなったりすることもあるけれど、この物語はまさに同じ日の繰り返し。でもそんな毎日の一瞬一瞬を生きていられることがとても大切なんだということに気付かされた。次の日には何も残せない毎日に生きがいを見つけるのはすごく難しいことだなぁと思った。少なくとも日記は書くことができる自分は毎日生きていることを実感できる。電話が鳴ったときは驚きや喜びでドキドキして、それ以降は一気に読んだ。柿崎がとにかく怖かった。どう頑張っても逃げられない状況に絶望した。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/02
初めて読む本だと思ってたら、読んだことある本だった。電話がつながった辺りから面白くなってきた。「くるりん」という表現がいいなー。あっさりし過ぎだと思うくらいあっさりしたラストが良かった。
読書メーターで知った作品。そのキッカケがなければ手にする事はなかったのでこういう本に出会わせてくれた読書メーターに感謝です。読後感がとても良かった。レジにきちんとお金を置いたり考え方の一つ一つに好感がもてた主人公だったし、泉さんがでてきた時点で対話のカラクリが分かり、その関係が恥ずかしいくらいだったけど、たまにはこういう予定調和も悪くないです。毎日の繰り返しのような日々。でも決して同じ日は繰り返されてない。その事に気付き、一日一日を大切に生きる事の尊さを感じさせてくれる良作でした。
初めて2回読んだ本。実はいろんなところに、伏線・・・のようなものが多くある。ストーリーよりも、その世界観、哲学のようなものが魅力的。

















