TsumuRi
ある意味通り魔的な幼女連続誘拐事件で、警察は犯人にどうたどりつくのか?と捜査の進展を見守っていたら、終盤に向けて、読んでいる自分の目が驚きでどんどん見開かれていくことに気づいた。これは……。すごい小説だと思うが、後味も最高に悪い。背景にカルト宗教と幼女連続誘拐事件があり、小説の名を借りた時代批評でもあるな、と、3冊ほど読んで思った。

慟哭 (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/31
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
連続幼女誘拐事件を追う警視庁捜査一課の佐伯課長と部下の丘本警部補。親の心理をえぐるような、幼い子どもがいる人にはつらーい描写が続く。サイドストーリーとして、心に暗い穴を持つ男が新興宗教にはまっていく。時系列をずらしながら展開しているのかと思えば、見事な構成。こんなことにカタルシスを覚えたくないが、その繋がりが腑に落ちる。新興宗教のからくりもおもしろい。
衝撃でした。わたしにとってはじめて触れる世界。宗教というものは、架空のもので、ネットや漫画、政治の世界で騒がれているってゆうイメージだった。
でも違った。
本当はとても身近なもので、意識すると酸素と一緒に吸い込んでしまいそう。
変わりました。
読んでよかった。
予備知識なしで読んだので楽しめた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 10/31
直前に後悔と真実の色を読んでいたため、かなり似ていてさほどワクワクはしなかった。ミステリーの手法はありきたりであり、驚くことはなかった。しっくりこない部分もある。デビュー作としては完成度は高く、貫井徳郎の原点の一冊としてオススメ出来る内容でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 06/02
救われない、本当に救われない話だと思います。前半の細かい描写が、次第に良すぎるくらいのテンポに変り、そして一気に落とされました。最後の一行にもう一段突き落とされた、そんな心持ち。「慟哭」が見えたような気がします。
慟哭というタイトルセンスがすばらしい!!作中一度だけ出てくるその単語がとても重いです。何度でも読み返したい一冊です!!
孤独は影のように体から離れることはない。強い光の下で影が暗さを増すように、他者の情愛は孤独をより際立たせる。心に開いた穴を修復する手立ては、ない。連続幼女殺害事件や怪しげな新興宗教などインパクトのある事柄を題材にしつつ、根底には人間の極限の悲しみがもたらすもの、その罪と罰とは・・・という普遍的な問いかけがある作品。ラストに驚愕、読後は放心と寂寥感。久しぶりの本格ミステリーに大満足!でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/12










