nishi
罪を犯した人と悪人は重ならない。善悪は好き嫌いと同じ観念だから。でも、光代の愛情も外から見たら錯覚と思えるくらいに空滑りしていくのが悲しい。「ここで祐一と別れたら、私にはもう何もないたい」と叫ぶ光代の言葉に世代の閉塞感が見えて息苦しい。子の世代で一番正直に生きている眞子でさえも、書かれてはいないけれど、きっと幸せにはなれていないんだよ。

悪人(下) (朝日文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/27
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ナイスした読書家さんと感想
誰からみても善人であると思える人間などそう居ない。ひとつ物事が起こると、自ずと善か悪かが別れうる。ただ成り行きを傍観していた前半から、本当の悪人は誰か、何か考えさせられる後半。誰しもの立場になり思っても思っても、やりきれない思いが残る。何も欲しくない、誰にも会いたくない自分が耐えられない程辛いこと、私にもわかる。だけど私に無いものを持つ誰かを、羨むことはあっても笑ったりはしない。大切なものを守れるなら、悪にでも何にでもなれるなんてよく言うけれど。傷付けた誰かにも大切なものがあることを忘れてはならない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/18
吉田さんは誰にでもある、人の闇の部分を絶妙に表現する作家だと思う。愛する人を守る為にここまでして報われないなんて悲しすぎる。女性の心理もなんでここまでわかるんだろうと驚きました。
結局誰もが「悪人」であり、誰もがそれを受け止めきれずそれが表面化されてないだけだから、人を殺めてしまった主人公のみを「悪人」と呼び責めることはできないと思う。周りに人はたくさん居るのに独りぼっちで、誰にも認められず誰にも必要とされずに生きるのは辛い。不器用な祐一の最後のやさしい嘘が、光代にちゃんと伝わっていますように。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/06
あしも
はじめまして。chr.様の感想が最後を指していなかったらごめんなさい。私は光代はわかっていないから祐一がかわいそうに思いましたが、友人はわかっていてわざとああ言っているとの感想でした。とらえ方は人それぞれですが光代と祐一はわかり合えていたと思うと救われる気がします。
ナイス!
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03/15 20:11
はじめまして。chr.様の感想が最後を指していなかったらごめんなさい。私は光代はわかっていないから祐一がかわいそうに思いましたが、友人はわかっていてわざとああ言っているとの感想でした。とらえ方は人それぞれですが光代と祐一はわかり合えていたと思うと救われる気がします。
ナイス!
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03/15 20:11
ちびのすけ@灯れ松明の火
こんにちは。私は光代が解っていると信じたいです。それじゃないと救われない。でも曖昧な終わり方でみんながそれぞれ好きなラストを想像できていいのかな。
ナイス!
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03/16 11:59
こんにちは。私は光代が解っていると信じたいです。それじゃないと救われない。でも曖昧な終わり方でみんながそれぞれ好きなラストを想像できていいのかな。
ナイス!
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03/16 11:59
切なく、切ない、切なすぎる物語だった。たくさんの登場人物達が、淡々と語っていく過程にドロッとした何かを感じるなあ。「あなたは、誰が悪人ですか?」「あなたにとって、何が悪ですか?」と問いかけられたと思う。答えは、、、。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/06
一気に読了。ものすごく疲れたけれど、この位重くなければならなかった物語だと思う。登場人物をひとりひとり思い浮かべて、「悪人度」の高い順番に並べてみた。もちろん人を殺すのは罪だけれど、社会が「悪」とみなした彼は私の頭の中では「極悪人」ではなかった。そもそも「罪」と「悪」はイコールなのか?善悪が覆り、簡単に善悪の判断を下すことが怖くなる。時代の閉塞感がこれでもか!と伝わってきて窒息しそうだった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/09
焦燥感に駆られながら頁をめくりました。色んな事が作用し合って、望んでもいない事が自分の身の周りに起こる。決して自分は間違っていないと思っているのにどうしても社会的におかしい事をしてしまったり、周囲の常識から外れていたり。エゴの生み出す業というのでしょうか。色々考えさせられました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/31
まじ面白かった!最後は長々とセリフがかたられるので、登場人物の心情をいろいろもうそうできます。深津絵里と妻夫木かー。映画も見たい!私事ですが、九州旅行中に読んだこともあり、舞台がちょっと想像できて、より面白かったです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/23
再読。「悪人」とは?という疑問を投げかけている素敵な作品でした。人を殺すのは決して許されないけれど、この本を読むと殺人者に同情してしまう。。。愛情が最悪の形で表現された結果に、切なく、やるせない気持ちになります。個人的に容疑者のチャラ男が一番嫌い・・・。映画も見たい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/30
あ〜なんて言っていいのかわからないけど、悲しい。コミュニケーション不足というか、人間関係の希薄さがこんな悲しい事件を起こしてしまったんだろうな。被害者のお父さんの『大切な人はおるね?』というセリフが印象的。
事件が描かれているその時に福岡市内にいましたし車もあったので小説に描かれている場所の情景が目に浮かんできました。私自身が長崎県の漁村の出身ですから主人公の日常の風景や会話もすんなり入ってきました。一気読みしましたが、登場人物の感情が流れ込んでくるようで切なくて辛かった。誰が誰にとっての「悪人」だったのでしょう。誰もが誰かの「悪人」になりえるということなのでしょうか。池波先生の描く小説の世界と似ているような気がしました。
どうして殺人事件は起こってしまったのか、そして逃げてどうなるというのか。読み終わるまで寝られない勢いで読みふけった。この前読んだ「横道世之助」は超善人だったが、祐一とは表裏一体のように思える。男の人はこれで満足なのかも知れないけど、女性たちの行動には何だか納得がいかない。佳乃も光代も房枝も祐一の母も、女は、もっとしたたかでたくましくて賢いと思う。




















