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自傷癖のあるマッティアと拒食症のアリーチェ。最後のマッティアの選択は私には安心出来た。きっと別の選択をしていたら彼らには本当の孤独が待っていたような気がするから。どんな立場(親として、子として、友達として、恋人として)で読んでもいい本だなぁ・・・と。

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)
ナイス! ★★★★★★ -
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- 01/28
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ナイスした読書家さんと感想
隣り合っているのに、決して交わることのないもの。それは素数であり、親友であり、恋人であり、家族である。心に傷を負ったマッツィアとアリーチェ。2人の恋愛模様を軸に読むと物足りないのだが、それはきっと作者の意図しているものではない。ヴィオラのパーティーで2人が手を繋いで現れたシーン、その、2人で1人であるかのような姿が目に浮かぶ。映画版で最も観たい場面。ラストは決して明るいものではないが、一筋の希望の光が2人をそれぞれに照らすかのようで、美しく、優しい。それにしても、数字って小説のモチーフとして優秀だなあ。
予定よりも1日早く読み終えることができたのは、ひとえに素粒子物理学を専攻し博士課程に在学中のイタリア人作家による筆致のおかげだろう。アリーチェとマッティアの関係はまさに双子素数。人だったり時間だったり、はたまた自分の影だったりする偶数を介して均衡を保ったり崩れたりする微妙な関係。彼らが抱える孤独に触れ、切なくもどかしい気持ちにさせられますが、徹頭徹尾ブレのない物語に圧倒されました。








