ナイスした読書家さんと感想
交通刑務所内で起きた密室殺人事件。受刑者を殺した犯人は逃亡。犯行現場が密室ということを除けば事件はすぐに解決すると思われていましたが・・。第55回江戸川乱歩賞受賞作。後味の悪い終わり方でした。刑務所で起きた密室殺人事件ということも、事実が明らかにされていくにつれて謎がどんどん深まっていくところも面白かったのですが、登場人物にあまり魅力を感じなかったのが残念。とりあえず次回作に期待かな。★★★
登場人物が多いのは結構好きなんですが、時々誰の話なのかわからなくなるような感じで混乱しました。何度か、読み返したりして読み進めました。謎がわかっていく後半が興味深くて、ページをめくる手が早まりました。交通事故で亡くなった遺族感情がとても重く、伝わってきて考えさせられました。交通刑務所や、裁判、損保会社の交渉のことが詳しくわかりこの本で初めて学んだ事が多かったです。
交通刑務所内で受刑者の他殺体が見つかった。犯人と思われる受刑者は逃亡のため脱獄。死体発見現場は密室、どこよりも監視の目の厳しいはずの刑務所から犯人はどうやって逃げたのか。大勢の登場人物による頻繁な視点変更や、不要と思われる場面やご都合主義的な設定も目に付いたが、刑務所内での密室殺人という設定は面白く最後まで一気読みした。ただ最後のひとひねりはくどいかな。スッキリ終わった方が良かった気がする。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/23
いい感じです。トリック最高でした。でも全体的に突っ込みどころ満載でした。もんもんとして読んでました。感情移入は出来なかった。新人なので今後に期待です。
交通刑務所内で起こった殺人と、そこから逃走した犯人。しかも、それは別人。冒頭で示される謎は非常に魅力的。ただ、そのトリックと憲法39条やらを絡める…というより、消えた犯人捜しのサスペンス中心で折角の謎を生かし切れていない印象。トリックそのものも色々と無理があるように感じる。社会問題を暴露する、というここ20年くらいの乱歩賞の傾向と、本格ミステリとしての体裁を一体化させようとしてイマイチ一体化しなかった、というような印象を持った。
序盤、舞台の物珍しさもあって読ませるが、中盤、登場人物が多く視点もコロコロと変わり読みにくい。交通刑務所という舞台も、加害者と被害者の罪に対する思いも作品のテーマとして面白い。しかし非常に重いこのテーマを選び、更に物語を膨らませるには、まだまだ力量不足。『志の高さ』とは、こう言うことかと納得。そしてあのラスト。ここまで紡ぎあげてきたものをそう崩して来たか…。作家の狙いは解るが、もやもやが残る。そこで帯の「必ず二度読む」に辿り着く訳だ…。無駄を省いて練り上げたらもっと面白くなったのでは?勿体なく、残念。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/14
















著者の遠藤さんは、この作品が処女作とのことです。乱歩賞は、デビュー前の人が受賞するのが殆どですが、この作品に関しては、もう少し手を入れて、登場人物の描き分けなどを徹底して欲しかったな、と感じます。
たこやきさん、処女作だったんですか。これからが楽しみな作家さんですね。たこやきさんのおっしゃる通り、一人ひとりをもっと大切に書いて欲しかったと思いました。コメント+ナイスまで、ありがとうございました。