蓮@灯れ松明の火
あり得ない事を当然として受けとらせてしまう伊坂さんらしさが満載で面白い。これは近未来小説と言えるのだろうか。オーウェルの『一九八四年』に通じる所もあると思う。恐怖には種類があるとが、無知からくる恐怖は大きい。管理する側からはこちらが丸見えなのに、こちらから敵は見えない。心構えのしようがない恐怖だ。技術が発達して、管理社会になればなる程、管理する側とされる側の解離は大きくなる。管理者は国だったりシステムだったりと人ではないのだが、この小説を読むとまるでそれが有機的な存在で明確な意志があるかのように感じる。

モダンタイムス (Morning NOVELS)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/26
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ナイスした読書家さんと感想
最後まで読んで、やっぱり読んだことあるような気がする!でも、面白かったからいいや!!と思った。「魔王」の潤也と詩織のその後が試行錯誤しつつも幸せだったとわかって、少しホッとする。いつもの自分勝手で、でも憎めないキャラが、作家井坂とSE五反田に二分していて、それだけでなく、いろいろもやもやする部分もある。だけど、随所にちりばめられた伊坂節は健在。キャラと会話でぐいぐいひっぱり、読み終えると検索が怖くなる。「勇気はあるか?」最恐かつ最強の佳代子さんに、大事なものは預けましょう。
半世紀ほど未来の話だけど、今と代わり映えしないような背景で、近未来のことではなく、現在のことを書いたのかと思う。「悪いことが起きている時、俺たちは、知らなかったと言って、許されるのか?」「国家は自分が存在し続けるために動く」など、登場人物と共に考えさせられることはたくさんある。回収されない部分がいくつかあり、モヤモヤ感も残るけど、疾走感があり、一気に読み終えた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/28
文庫にて読了、でも加筆?修正?されたらしいからこちらも読まないといかんな。
「魔王」の後の話。恐ろしい妻を持つ男が右往左往する姿に笑い、検索から事件に巻き込まれている人達のストーリーにゾクゾクした。妻をはじめとするキャラが楽しい。作中人物の井阪さんの「人生は要約できない、大事なのは、要約して消えたほうの日々なんだ」という台詞が好きだった。検索→監視されてるという題材も今の時代的で、読後思わず私もこのキーワードを検索してしまった覚えが…。
『魔王』からの続け読み大正解。消化不良気味だった『魔王』の風呂敷がさらに大きく拡がり収束、凄いな伊坂さん。石田衣良さんは『アキハバラ@DEEP』で《よい人生とはよい検索だ》と描き、伊坂さんオビには《検索から監視が始まる》の文字。井坂好太郎の「小説は人を動かすわけじゃない。一人一人の人間の身体に染みていくだけだ。ただ、染みて、溶ける」伊坂さんのメッセージのように感じます。国家や社会、システムについての描き方には尚更強く。渡辺の妻・佳代子、岡本猛のキャラが好きですが、一番のお気に入りは作家・井坂好太郎。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/14
いやな奥さんだと思ったが、最後まで読むと好きになるのが不思議だ。テンポがいい、読みやすい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/16
独身時代はSEとして働き、司書の資格取得として情報検索演習やサーチャー試験に興味を持ったこともあって、本作品の設定やモチーフはとても魅力的でした。ただ、私には超能力(と思える力)がないので、ここは感情移入できなかったな。「そうなっている」という辻褄の合わない部分を超能力でごまかしちゃってる感じ。超現実的な寓話って印象でした。何がコワイって、穏やかそうでいてこんな過激な小説が書けちゃう作者が一番コワイ。すごく深そうな気もしますが、知識の断片や名言をつなぎ合わせただけのようにも思えます。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/03
「魔王」から半世紀以上後の近未来。「小さな事からコツコツと・・・」西川きよしヨロシク、結局は人間だもの、出来る事からやっていきましょ…って事ですかね。 安藤の血でつながる過去と未来。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/22
人が知らないことにぶつかった時まず検索をする、という設定は現実になりそうだなぁと思いました。私は現在知らないことにぶつかった時まず検索してます。辞書なんて全く触ってません。『魔王』で謎だった部分が解かれ、奥行が出てきたなと思います。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/15
勇気は実家に忘れてきた、と冒頭でうそぶいていた主人公の 最後のセリフがいいですね~(笑) そして、最初「何だ、このDV妻は(汗」と思っていた武闘派の奥さんが後半やたらと頼もしくなるところも伊坂マジックでしょうか?^^; 近未来においては検索も命懸け。システムは所詮システムなんだけど、怖い社会だなぁ。何故だか「未来世紀ブラジル」がフラッシュバックしました。あ!例のキーワードで検索しちゃいました~w講談社のアソビ心に和みました^^
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/29
一般的には変化球オンパレード、でも伊坂的にはど真ん中どストレート。いかにも伊坂幸太郎的なお洒落な会話や現実感を完全喪失しないギリギリラインすれすれの軽妙さ加減。ちょっと長すぎる感も否めないけれど、伊坂ワールドを堪能できました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/25
巨大なシステムを機能させるために、個人は代替可能な部品として組み込まれ、例外は排除される。ある言葉を検索した主人公はもはやその他大勢ではなく、排除すべき例外と見なされてしまった。悪は、他の角度から見たら容易に正義になる。逆もまた真なり。考えろ考えろ、検索ではなく自分の頭で。個人に出来ることといったらほんのわずかだ。それでもなお足掻きつづけろ、たった一人でもいいから誰かに届くまで。さて、私はこの本を自ら選択して読み、ここに感想を書いているわけだが、これは果たして偶然かそれとも必然か。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/22
部品になりきってしまえば、全体は目にできない。目の前のことしか見なければ考えなければ。SEの渡辺拓海の世界は一変した。何の変哲もない仕事にふと疑問を抱いた時から。前任者の失踪、後輩の逮捕、上司の自殺。次々起こる不可解な出来事は、1人の英雄を生み出した武装集団による中学校での殺傷事件とどんな関わりがあるのか。世界がシステムを必要とし、個々の人間を嵌め込んで動く機関なら、1人の人間には何ができるのか。何度も繰り返される台詞は物語の外にも響く。世界が見慣れぬ形を取ろうとする時に、それを目にする「勇気はあるか」。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/07
普段当たり前のようにしている検索が監視されてるとしたら。そして特定の検索ワードで検索した人があらゆる手段で「口封じ」が行われるとしたら。そしてわれわれが事実だと思っていることがすべて捏造された事実だとしたら・・・。恐ろしいテーマではあるが、どこかのんびりとした会話が恐怖感を和らげてくれる。だけど渡辺の妻はやっぱり怖い・・・。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/09
「勇気はあるか?」と拷問者に問われ、妻の尋常ではない行動に恐怖しつつ、更にブラックなモノが待っていそうな謎に巻き込まれていく主人公。ハラハラしつつ読んでいましたが、気が付けば自分自身がゾッとするような恐怖に晒されていました。パソコンの検索ワードを通して、逆にこちらが検索されているとしたら。社会的不適応者として認識されてしまったら。システムというものの前での、個人というものの無力さを思い知らされる怖い作品でした。・・・はじめはあんなに恐ろしいと思った奥さんが、最後には可愛く思えた自分の感覚も怖いですが(笑)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/05
魔王の続編?みたいな話を聞いていまさら手に取る。システムとか「そういうふうになってる」とか、まさに安藤が恐れた、犬飼が載っていた思想の潮流「魔王」の答えじゃないのか!「考えろ!考えるんだ!」と思考をとめることに危惧をときつつ、「あんまり考え込んでても実はいたってシンプルなんだぜ?」とか・・・二律背反がリズムよく交錯するのでとても面白かったです。ただいくつかの疑問は残る・・・嫁さんっていったい何者?緒方はドーチェのマスター?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/24
魔王の続編というより世界観が繋がっているだけで別の物語。漠然とした社会システムの維持という監視と管理社会はこの世界の姿をうまく捉えている。オーウェルの「1984」へのオマージュのようにも思えるが非常に現代的。井坂好太郎(笑)をはじめ魅力的なキャラがおおくその辺はエンターテイメント作品として成り立っている。
「魔王」の続編だったんですね。でも話の奥行きは非常に深い気がします。「魔王」で果たせなかった兄の敵を潤也が討つとかそうゆう単純なものにでなく、誰が敵、味方でなく世の中すべて役割分担、そうゆうシステムなんだという結論。わかったようなわからないような。すべての情報を遮断した生活に入るのもわかるような気がする。(タイトルはチャップリンの映画からとっているのでしょう。多分)
『魔王』から50年後の話。特定のワードを検索する人間を監視し、隠ぺいしていた真相を暴こうとするものに制裁を加える・・・本当にありそうで背筋が寒くなった。そうは言いつつも好奇心に負けて、読んでる途中で『播磨崎中学校』『安藤商会』『個別カウンセリング』を検索してしまった私だが。ネットで検索することは日常茶飯事だけど、どこかで監視されてるとしたらやはり怖い。報じられていることが必ずしも真相とは限らない、ということも。ところで、おっかないけど佳代子さんってカッコイイ。渡辺君は死ぬまで彼女と別れられないだろうなぁ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/09
やっと読了。終盤、ちょっとだらけてしまいました。同時期に映画「イーグルアイ」を観たのでシステムの怖さは感じました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/31
舞台は21世紀半ば過ぎの日本。帯にもあるように、特定の言葉を検索にかけた人間をしばくシステムが出来上がってるらしい。 「小さな行動や会話の一つ一つが、人生の大事な部分なんです」 国家という大きなシステムに立ち向かう主人公が発した言葉。いろいろ考えさせられるけど、肩の力抜いて楽しめます。おもしろいよ!!あ、魔王読んでから読んでください。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/29
見えない網は有刺鉄線の檻へと変わる。内側は便利に整った無機的な世界。モニターの前に座りエラー箇所の消去作業に勤しむその背中が、巨大な何者かにモニタリングされているのだと誰も気付かず、己の存在が社会的不適格と見做されればエラーとしてデリートされるなど考えも及ばない。氾濫する玉石混淆の情報は思考力も判断力も現実感も反抗心も奪い去る。人は文字通り社会の歯車。人類の快適な社会システムを形成するために、生身の人間がシステムを構成する部品となる本末転倒な喜劇的悲劇。ここから抜け出す勇気はあるか?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/16
現在のインターネットを基盤とした管理社会(システム化された社会)をベースとした物語。誰(何)が監視しているか解らない閉塞感からくる緊張感、個々のキャラクターたちの予想外の行動からの手に汗握る展開、と面白い! 物語の最大のテーマは、前作『魔王』同様に”考えろ!”かな。あと、佳代子さんがカッコ良すぎる。。。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 01/09



































