恩田さんの著書の多くに流れている、どこか物悲しい郷愁を最も強く感じる作品。自分もこんな経験をすることが出来たら、と感じさせてくれる。描かれている季節が冬なのが良い。これが夏だったら全く違う印象の作品になりそうに感じる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/08



ナイスした読書家さんと感想

風景の描写が美しい。冬の澄んだ空気や真っ青な空、夜明けの光。松籟館は最初は怖いイメージだったけれど一日一日読み進めていくと温かい家に思えてきた。友達だけれどそれぞれ互いに知らない顔をもっていて、最初は戸惑い恐れながらも心を開いていき、美国のいう「新たな役割」が振り当てられていく。光浩の話は特に重たくてつらかったけれど、最後は大人になった自分が青春を懐かしんでいるような気持ちになった。七日目に寛司が光浩について語っていた言葉は、寛司自身に言い聞かせている言葉でもあるのかなと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/23

静かに坦々と流れる時間に身をまかせながら読みました。4人がそれぞれ丁寧に描かれていて、私の心に焼きつきました。彼らの抱える事情は辛いものもあったけど、乗り越えて成長するだろう爽やかなラストがよかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/30

独特な空気と青春を感じることが出来ました。秘密の共有は友情の証、信頼の証です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/17

テニスの場面ですが、美国は寛司の態度を 他人と向かい合うことから逃げている自分を告発・非難しているのではないかと受け止めていますが、私には違うように思えます。寛司は表面上はいつも通りだとしても、前日にあんなことがあったのだし、自分の唯一の居場所が松籟館というネバーランドだということとその重要性を意識したのではないでしょうか。そして自分の存在意義に疑問を持ち、不安になる。誰かと向き合って自分を確認したい思い、その相手に美国を選んだのだと思います。だから美国を責めるつもりは無かったと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/10

恩田節炸裂の珠玉の一冊。血が通っているセリフ、行動に心を持っていかれました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/14

再読。松籟館という男子校の寮を舞台にした、4人の少年の青春物語。自分も十七歳に戻ったような気分になれて、ミステリー要素もあるので一度読むとやめられない。ただ、酒と煙草ガンガンなのがちょっと…。4人とも辛い現実や過去の傷を背負っていて、はやく大人になりたいという象徴なんでしょうけど。美国、光浩、寛司というバランスのとれていた関係に、ハチャメチャな統が加わることでバランスが崩れ事件が起きる…。4人の関係の変化が面白い。お気に入りは光浩かな。ふと見せる冷たい表情の描写に惹かれた。何年か後の物語を読んでみたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/31

恩田作品では一番好き。青春のほろ苦い感じがなんとも言えずいい。男子4人が、絶妙な距離感なんですよね、近すぎず、離れすぎず。女4人じゃこうはいかないと思います。あくまで少年4人だから成り立つ話。そして、この物語、全体がかもし出す「冬」の情景が綺麗です。読んでいた日がたまたま寒い日だったというのもあるかもしれませんが、身が引き締まるような冷たい廊下とか、鍋物の温かさとか…そういうものが読んでいて実感として浮かんできました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/28

恩田さんがこんなにほのぼのした瑞々しい高校生の物語をかくのかと、まずは驚き。最初はぎくしゃくした、慣れない雰囲気だった4人の関係が毎夜毎夜語り合う中で少しずつ緩やかになっていく、その関係性の変化の描き方が巧い。私も高校生活の中にそんなネバーランドがあっただろうか。そう考えると思いつくいくつかの記憶の断片。最初はネバーランドというタイトルが使い古された言葉でしっくりしなかったけれど、読み終わるとあぁ、確かにこんな毎日こそがネバーランドだなと納得できた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/07


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