tsubamegou
ⅢⅣを読むために再読。筋を知っていてもなお圧巻の結末。涙が止まらない。獣と心を通じ合わせることはできるのか。答が否であれば寂しい物語となるだろうし、諾であれば甘すぎるだろう。そのギリギリのところで、一筋の、だが、鋼のように強い絆を描いてみせた。さすが上橋さん。それは、人と獣に限らず、異民族間であったり身分の違いであっても同じで、必ず通じ合えるのだという祈りにも似たメッセージが伝わってきた。

獣の奏者 II 王獣編
ナイス! ★★★★★★★★★★★ -
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- 01/17
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ナイスした読書家さんと感想
本当に他者を理解したいと思うとき、何の痛みも伴わずには何も理解することなどできない。同じ種族でさえそうなのだから、人間と王獣でなら尚更だろう。そこには何の甘えもなく、ただ自然の掟が存在している。それでも、相手の心の琴線にふれて、時には傷つけ合って、たまに憎くなっても、そうして互いの間に蓄積された愛情が消えることはきっとないのだ。人間の作る網が複雑に絡み合い、長い間人々の目を曇らせていたが、エリンの眼はただ真実を見つめ続ける。2者の間に跨る深い淵も、愛情も、真実だ。次巻からは未知の物語なので、楽しみです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/05
再読。獣の医術師を志すエリンと王獣リランとのやりとりに、胸が熱くなりました。為政者たちの謀のうずに巻き込まれてゆくエリンから目が離せません。緊迫していく終盤、自分の立場もリランとの信頼関係も危うくなりながら、懸命に歩み寄ろうとする彼女の姿に、思わずいっき読み。大空に飛ぶ白銀の翼が、目に浮かびます。なんていい話なんだろう…!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 01/22
mya*@灯れ松明の火
(注:ネタバレ)この話がいいなあ、と思うのは、容赦ない物語であるところ。単に勇敢な主人公が困難を乗り越えて、めでたしめでたし…ではなく、きちんとその代償も描かれているところ。手をかけて世話をしても、ふとしたきっかけで、手を食いちぎられたり、人と動物の壁をごまかさずに描いたところが好きだ。最後ぎりぎりまで、エリン本人がリランへの思いを信じきれないほど信頼関係が破綻しているのに、少しだけ希望がある─しかし、国の問題は、やはり解決はしていない─という、児童書なのに、子供だましではない展開に、感服した。
ナイス!
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01/25 12:41
(注:ネタバレ)この話がいいなあ、と思うのは、容赦ない物語であるところ。単に勇敢な主人公が困難を乗り越えて、めでたしめでたし…ではなく、きちんとその代償も描かれているところ。手をかけて世話をしても、ふとしたきっかけで、手を食いちぎられたり、人と動物の壁をごまかさずに描いたところが好きだ。最後ぎりぎりまで、エリン本人がリランへの思いを信じきれないほど信頼関係が破綻しているのに、少しだけ希望がある─しかし、国の問題は、やはり解決はしていない─という、児童書なのに、子供だましではない展開に、感服した。
ナイス!
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01/25 12:41
mya*@灯れ松明の火
あ、それから、エリンの恩師エサルや、成長したエリンと心通わすことになるイアルなど、登場人物それぞれがなんとも魅力的な人ばかりで、この人たちがこれまでどんな人生をおくってきたのか、など想像すると、本を離れても尚、楽しめる素敵な物語ですね。
ナイス!
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01/25 12:42
あ、それから、エリンの恩師エサルや、成長したエリンと心通わすことになるイアルなど、登場人物それぞれがなんとも魅力的な人ばかりで、この人たちがこれまでどんな人生をおくってきたのか、など想像すると、本を離れても尚、楽しめる素敵な物語ですね。
ナイス!
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01/25 12:42
めっちゃよかった~>< ただ獣とふれあいたいだけなのに、そこに政治的思惑が絡んできて、エリンを予想もしなかった運命に…。あれだけ傷つけられて、ときには血を流し、恐怖心を抱いてしまっても、それでもリランと向き合おうとするエリンが素晴らしかった。人と獣の間には決して越えられない壁があるのだと、人が自分の都合で獣を従わせてはいけないのだと、痛感させられる。イアルとの交流がちょっと急だったかなぁ、とは思った。格好いいから許すw あと、王獣の描写が可愛い。[背中、痒い、掻いて]とか!! ラスト、ふるえた。感動!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/20
リランがエリンを助けるために戻ってきたシーンでは、感無量というか、胸が熱くなったというか、じんわりと感動がしみ渡るというか、もーーいっぱいいっぱいになった。先人の知恵をかりることなく、自分の力だけで王獣と向かい合うエリンには、正しいとか間違ってるとか断じることはできない。その信念の強さにも心打たれる。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/27
続きを読むため再読。やっぱりラストで泣かされちゃいました。エリンとリランの、人と獣の絆に心がふるえます。
古の咎無き民が流した血溜まりの上に歴史は描かれた。荒廃と後悔から始まった掟はいつしか形骸化し錆びた鎖となって人々と獣を縛りつける。肉親の縁薄い少女はその孤独の分だけ心囚われることなく世界を識ることができた。虚飾の平穏は剥がれ落ち、愚かで狡猾な欲望が姿を現す。其処に神聖さと穢れの境界など最早ない。少女と心身傷ついた幼獣は出逢い、巡る年月を寄り添い生きる。互いの間に在るのは単純な愛情と信頼だけではなく、相反するような負の感情が複雑に絡み合う。だからこそその絆は強固で断ち切り難いのだろう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/25
師・エソラの忠告を聞き入れることなく笛を使わずにリランを育てるエリン。しかし気の緩みからリランに襲われ指を失う。ここが凄い!児童書でありながら、きちんと描く作者の姿勢が見事。リランに笛は吹かないと決めていたが笛を用いざるを得なくなったエリンとリランの間には微妙な距離が生まれる。リランとの距離は埋めようがないと思っていたエリンの窮地、もう己の死を覚悟したエリンのところに戻ってきたリラン。胸がギュッときました。(続)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 01/14
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
一方、王国では真王・シイミヤが暗殺され、孫娘・ハルミヤが新しい王に。闘蛇をあやつる大公一族と、王族は対立し続けるか…。エリンと王獣の物語だけでもワクワクの面白さなのに、王家の陰謀も絡み、ワクワクの第二巻でした。堅き楯のイアル、ハルミヤ、エリン、この三人は立場と環境こそ違うが皆、家族との暖かい家庭を知らずに育っている。この三人が今後の王国をどう立て直していくのか…、期待が膨らみます。
ナイス!
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01/15 16:56
一方、王国では真王・シイミヤが暗殺され、孫娘・ハルミヤが新しい王に。闘蛇をあやつる大公一族と、王族は対立し続けるか…。エリンと王獣の物語だけでもワクワクの面白さなのに、王家の陰謀も絡み、ワクワクの第二巻でした。堅き楯のイアル、ハルミヤ、エリン、この三人は立場と環境こそ違うが皆、家族との暖かい家庭を知らずに育っている。この三人が今後の王国をどう立て直していくのか…、期待が膨らみます。
ナイス!
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01/15 16:56












