シリーズ2作目。うーん…やはりなんとなく居心地が悪い感じがする。何だろう、どうしても中心人物の二人が怖い…というか何と言うか…;;北村薫さんの作品の良さの一つに登場人物全てに魅力があって今まで読んできた。このシリーズの「私」も地に足が着いてしっかりと生きている素敵な人だと思うのだが…それだけの感じな人のような気がする;;シリーズ毎に成長していくとあるけれど、「私」も変わっていくのだろうか?それだったら次の作品も読んでみたいが…

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
ナイス! ★★★ -
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- 01/20
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ナイスした読書家さんと感想
北村薫さんの文章はとても好きです。のびやかで清潔で、柔らかくてうつくしい。ただ推理作家協会賞ということでしたが、謎とき部分はあまり印象に残らず。必要な要素以外を切り落としたミステリを美しいと感じる性質なので、「日常」部分が多いとどうしても気になってしまいます。物語の豊かさと本格物の両立は難しいなと感じました。
登録400冊目。「日常の謎」を取り扱って日本に定着させたシリーズだけに文句は出ません、はい。でも好きになれないという人の気もわかる。登場人物がなんかこう……レプリカント的な……?
『空飛ぶ馬』よりも各編が長くなり、事件が起きるまでに「私」を取り巻く人々のエピソードにページが費やされている。純粋に推理だけに終始する物語は好きではないものの、謎そのものがメインでない物語も好きではない。逆にもどかしさを感じずにいられなかった。日本推理作家協会賞受賞であるから尚更である。確かに各編で語られる人間模様、「私」の感性豊かな主張、落語や日本文学について語られる侘び寂び溢れる薀蓄、日本の良さを強く感じさせる品の良い自然描写などどれをとっても一級品でそれら「寄り道」は確かに面白い。





