ぱせり
畳み掛けるように物語がぐいぐいと進んでいく。ダイナミックなファンタジーでした。「掟」は破るべきか従うべきかではなくて、「掟」の先を見極めようとする主人公の深い孤独と強さに打たれます。最後が美しいです。読み終えて、主人公を囲む忘れられない登場人物たちの顔が思い浮かんできます。(ジョウン、好きだったな)

獣の奏者 II 王獣編
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/19
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ナイスした読書家さんと感想
本当に他者を理解したいと思うとき、何の痛みも伴わずには何も理解することなどできない。同じ種族でさえそうなのだから、人間と王獣でなら尚更だろう。そこには何の甘えもなく、ただ自然の掟が存在している。それでも、相手の心の琴線にふれて、時には傷つけ合って、たまに憎くなっても、そうして互いの間に蓄積された愛情が消えることはきっとないのだ。人間の作る網が複雑に絡み合い、長い間人々の目を曇らせていたが、エリンの眼はただ真実を見つめ続ける。2者の間に跨る深い淵も、愛情も、真実だ。次巻からは未知の物語なので、楽しみです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/05
再読。獣の医術師を志すエリンと王獣リランとのやりとりに、胸が熱くなりました。為政者たちの謀のうずに巻き込まれてゆくエリンから目が離せません。緊迫していく終盤、自分の立場もリランとの信頼関係も危うくなりながら、懸命に歩み寄ろうとする彼女の姿に、思わずいっき読み。大空に飛ぶ白銀の翼が、目に浮かびます。なんていい話なんだろう…!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 01/22
mya*@灯れ松明の火
(注:ネタバレ)この話がいいなあ、と思うのは、容赦ない物語であるところ。単に勇敢な主人公が困難を乗り越えて、めでたしめでたし…ではなく、きちんとその代償も描かれているところ。手をかけて世話をしても、ふとしたきっかけで、手を食いちぎられたり、人と動物の壁をごまかさずに描いたところが好きだ。最後ぎりぎりまで、エリン本人がリランへの思いを信じきれないほど信頼関係が破綻しているのに、少しだけ希望がある─しかし、国の問題は、やはり解決はしていない─という、児童書なのに、子供だましではない展開に、感服した。
ナイス!
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01/25 12:41
(注:ネタバレ)この話がいいなあ、と思うのは、容赦ない物語であるところ。単に勇敢な主人公が困難を乗り越えて、めでたしめでたし…ではなく、きちんとその代償も描かれているところ。手をかけて世話をしても、ふとしたきっかけで、手を食いちぎられたり、人と動物の壁をごまかさずに描いたところが好きだ。最後ぎりぎりまで、エリン本人がリランへの思いを信じきれないほど信頼関係が破綻しているのに、少しだけ希望がある─しかし、国の問題は、やはり解決はしていない─という、児童書なのに、子供だましではない展開に、感服した。
ナイス!
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01/25 12:41
mya*@灯れ松明の火
あ、それから、エリンの恩師エサルや、成長したエリンと心通わすことになるイアルなど、登場人物それぞれがなんとも魅力的な人ばかりで、この人たちがこれまでどんな人生をおくってきたのか、など想像すると、本を離れても尚、楽しめる素敵な物語ですね。
ナイス!
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01/25 12:42
あ、それから、エリンの恩師エサルや、成長したエリンと心通わすことになるイアルなど、登場人物それぞれがなんとも魅力的な人ばかりで、この人たちがこれまでどんな人生をおくってきたのか、など想像すると、本を離れても尚、楽しめる素敵な物語ですね。
ナイス!
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01/25 12:42
どうしても解きたい謎があり、その謎を解くたびに恐ろしいことが近づく。だが、知らなければよい、で済ますやり方が最も許せないのがエリン。先が気になるー!イアルとはどうなってしまうのだろう?3年も待たさないでください。
めっちゃよかった~>< ただ獣とふれあいたいだけなのに、そこに政治的思惑が絡んできて、エリンを予想もしなかった運命に…。あれだけ傷つけられて、ときには血を流し、恐怖心を抱いてしまっても、それでもリランと向き合おうとするエリンが素晴らしかった。人と獣の間には決して越えられない壁があるのだと、人が自分の都合で獣を従わせてはいけないのだと、痛感させられる。イアルとの交流がちょっと急だったかなぁ、とは思った。格好いいから許すw あと、王獣の描写が可愛い。[背中、痒い、掻いて]とか!! ラスト、ふるえた。感動!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/20
あたかかく魅力的な登場人物の出番が少なくなってきて、政治的な意味合いがストーリーに含まれてくるⅡ巻。エリンの強さと孤独が、読んでいるほうを不安にさせてまたまた一気読み!歴史ファンタジー?って言っていいのかな。苦手な歴史物と、大好きなファンタジーのまざり方がわたしにはとても魅力的。
リランがエリンを助けるために戻ってきたシーンでは、感無量というか、胸が熱くなったというか、じんわりと感動がしみ渡るというか、もーーいっぱいいっぱいになった。先人の知恵をかりることなく、自分の力だけで王獣と向かい合うエリンには、正しいとか間違ってるとか断じることはできない。その信念の強さにも心打たれる。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/27
決して才能だけではない、文字通り血の滲むような努力を重ねて王獣に接し続けるエリンに惹きつけられずにはいられませんでした。「先人の教え」ということや「鞭を使わない」ということだけで、戒律や音無し笛は正しいものと勝手に想像していました が、心を縛りつけることは物理的な暴力と何ら変わりないんですよね。本巻は、1巻で登場しエリンとどんな関わり方をすることになるのかずぅっと気になっていたイアル様が遂にエリンと接触!孤独な一生を送ることを決めている2人のシーンはどれも胸が熱くなりました。次巻も番外編も楽しみ過ぎる!
当初は2冊で完結だったんですね。ひとまず2冊借りてきて次は長い予約待ちに入りそうなので区切りが良くて良かったです。王国の政治の渦に巻き込まれながら激動するエリンの運命、息つく間もなく一気読みでした。偏見や慣習にとらわれず自分の目で見て考えた上で行動するエリンのまっすぐさに心をゆさぶられました。王国の、エリンのその後が気になります。早く続きを読みたい。
以前読んだ時は闘蛇や王獣、登場人物達を頭の中で想像していましたが、今回はアニメも見ているので映像が自然と浮かんできました。圧倒されたのはやはり王獣編の後半から。物語のスピードが一気に上がり、エリンとリランが政治の道具として巻き込まれていく姿に痛々しさと切なさを感じてしまいましたが、今回は再読ということもありセィミヤや大公の長男シュナンなど国を動かす側の人達の気持ちにも目を向けることができ共感する部分がありました。最後の場面はエリンのこれまでやってきたことが報われたようでやはり涙が出そうになりました。
大満足。面白かった!エリンの葛藤、獣と人の違い、エリンとリランを巻き込む思惑の数々。怒涛の展開に惹き込まれ、エリンやリラン、イアルがどうなるのか気になって夢中になってページを捲る手が止まりませんでした。上橋さんの書く物語は世界観がしっかり練られている上に、描写も緻密なのでとても惹き込まれます。そして盛り上がる圧巻のラスト!危うくなりながらも、エリンとリランの深い絆を感じられ、感動しました。希望のもてるラストですが、エリンたちがこれから先どうなるのか気になるラストでもありました。探求編も読まなければ!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/07
物語は大きく動き出し、語られなかった秘密も少しずつ明らかになっていく。人の思惑、権力と権威、巻き込まれていく人々・・・。人の思いがこれほど大きなうねりを生み出すことに恐ろしさを感じます。夢中になって一気読みしてしまいましたが、もっと世界に浸っていたかったなぁと思います。
師・エソラの忠告を聞き入れることなく笛を使わずにリランを育てるエリン。しかし気の緩みからリランに襲われ指を失う。ここが凄い!児童書でありながら、きちんと描く作者の姿勢が見事。リランに笛は吹かないと決めていたが笛を用いざるを得なくなったエリンとリランの間には微妙な距離が生まれる。リランとの距離は埋めようがないと思っていたエリンの窮地、もう己の死を覚悟したエリンのところに戻ってきたリラン。胸がギュッときました。(続)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/14
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
一方、王国では真王・シイミヤが暗殺され、孫娘・ハルミヤが新しい王に。闘蛇をあやつる大公一族と、王族は対立し続けるか…。エリンと王獣の物語だけでもワクワクの面白さなのに、王家の陰謀も絡み、ワクワクの第二巻でした。堅き楯のイアル、ハルミヤ、エリン、この三人は立場と環境こそ違うが皆、家族との暖かい家庭を知らずに育っている。この三人が今後の王国をどう立て直していくのか…、期待が膨らみます。
ナイス!
-
01/15 16:56
一方、王国では真王・シイミヤが暗殺され、孫娘・ハルミヤが新しい王に。闘蛇をあやつる大公一族と、王族は対立し続けるか…。エリンと王獣の物語だけでもワクワクの面白さなのに、王家の陰謀も絡み、ワクワクの第二巻でした。堅き楯のイアル、ハルミヤ、エリン、この三人は立場と環境こそ違うが皆、家族との暖かい家庭を知らずに育っている。この三人が今後の王国をどう立て直していくのか…、期待が膨らみます。
ナイス!
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01/15 16:56
人と獣の狭間の中のでの希望と絶望、そして国や人の思惑も絡む中、怒涛の波に揉まれ夢中になって読み終えた。互いの心を探り合い奏であう音は、未知の調べを奏でる。
古の咎無き民が流した血溜まりの上に歴史は描かれた。荒廃と後悔から始まった掟はいつしか形骸化し錆びた鎖となって人々と獣を縛りつける。肉親の縁薄い少女はその孤独の分だけ心囚われることなく世界を識ることができた。虚飾の平穏は剥がれ落ち、愚かで狡猾な欲望が姿を現す。其処に神聖さと穢れの境界など最早ない。少女と心身傷ついた幼獣は出逢い、巡る年月を寄り添い生きる。互いの間に在るのは単純な愛情と信頼だけではなく、相反するような負の感情が複雑に絡み合う。だからこそその絆は強固で断ち切り難いのだろう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/25
























