みやこ
『玩具修理者』…題名負けしていない、短くて気持ちの良いホラー。弟を修理する過程は繊細で美しいとさえ感じます。『酔歩する男』…見知らぬ親友が話す、過去と未来の物語。波動関数を知らない私でも十分楽しめました。前者は、生物とは何か・無生物とは何か。後者は、時間とは何か・意識とは何か。を考えさせられる作品でした。昨日の続きが今日であることは奇跡なのかもしれない。ホラーではなく詩的に前向きに捉えるならば、明日のために今日を精一杯生きよ、と言われている気がしました。【メモ】ラヴクラフト、クトゥルー神話。

玩具修理者 (角川ホラー文庫)
ナイス! ★★★★★★ -
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- 01/19
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ナイスした読書家さんと感想
「玩具修理者」と「酔歩する男」の短編が2本。玩具修理者の方は40ページほどで、オチはボンヤリわかりますが雰囲気が怖い。酔歩する男は時間もののSFですが、いわゆる普通のタイムトラベルのカテゴリーに投げ込めない斬新さがありました。
表題作は、クトゥルー神話を隠し味に、陽性のグロテスク感覚に基づく淡々とした筆致で生物と無生物の境界を融解させた暗黒童話。対面している相手は果たして人間なのか――という恐怖とともに、ミステリ的オチがきちんとつけられます。/中編「酔歩する男」は、死による解放もなく、永遠に時間という檻の中で酔歩(ランダム・ウォーク)し続けなくてはならない男の無間地獄を描いたSFホラー。時間の流れと意識の関係性を量子力学的に解釈・処理し、ユニークかつ物狂おしいタイム・トラベルを描き出しています。
クオリティの高い良い作品です。玩具修理者の不気味さがすばらしい。真に迫る恐怖こそないものの、久しぶりにワクワクしました。酔歩する男は怖いと言うより、不思議な話。だいぶ昔にあった『YUーNO』というゲームを思い出します。
表題作の玩具修理者はスッキリ読み終わりましたが、そのあとの酔歩する男は頭がこんがらがりながらなんとか読み切りました。難しいけど面白い








