らぴ
瀬尾さんの勧めでお話を書き始める駒子の作品に対して、探偵役の瀬尾さんはまたも鮮やかな推理をしていく……それだけでも充分に楽しめるのに、章の合間に挿入される謎の手紙。その意味を知りたくて、ページをめくる手がスピードアップしてしまった。最初の章に出現した茜さんの存在や、近くの街で起こった交通事故。それらが最後に見事に繋がっていくのもすばらしい。

魔法飛行 (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/15
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ナイスした読書家さんと感想
前作同様にほんのりと温かい空気があるかと思えば、轢き逃げのように痛くて哀しい部分もあって、、だからか「クロス・ロード」がけっこう好き。ちょっと冗長な感じもしたけど、読みやすいことに変わりはなく、優しい魔法をかけられた感じ。近いうちに『スペース』を読んでおきたい。
四部構成。最初の三話は、主人公・駒子が書いた短編小説とそれを読んだ探偵役・瀬尾さんの感想――という体裁になっていて、更に、その三つの話の合間に駒子の小説を読んだと思しき何者かが書いた手紙が挿入されています。そして最終話では、それまでの短編で解明されなかった謎とともに、連作を通しての謎――「誰かから届いた手紙」の筆者は誰か? ――が明かされます(典型的な〈連鎖式〉の構成)。各短編に、手紙の筆者が駒子の小説の内容を知り得たことを示す伏線を巧みに埋め込んでいるのが秀逸。/クリスマス・イヴの素敵なマジックでした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/06
再読。最後のメリーゴーランドのシーンは瀬尾さんへの想いを伝えたい気持ちなんだ、と当時の私は思っていたのだけど、違うかなあ。 まあとにかく。これで『スペース』が読めるのです。
前作のホンワカした作りと駒子のキャラクターが気に入ったので、ついつい2作目。小さなミステリー、少し切なくなる話とちょうどいい具合です。
駒子シリーズ第2作目。今回は駒子さんは自ら筆とるのですね。前回に似て非なるスタイルでストーリーは進み、瀬尾さんからの回答編の後に謎の手紙が挿入されています。この手紙が全く意味不明で最初の戸惑いはハンパなかったです。とはいえ、ここがこの作品のミステリーである所以。最終話で全ての謎が一気に、そして優しく導いてくれる。やはり、いいなぁー。 解説の有栖川氏の言葉にもまがい物なく、今作への愛情や感動が伝わってくるし、書かされてる感ゼロなのも素敵です。この解説を読んだからではないですが...始終読みながら頭の中ではP
ななつのこと同じように駒子からの手紙と瀬尾さんからの返事の掛け合いで物語が始まったので、全く同じような感じで進むのかと思いきや、一章ごとに差し込まれた謎の手紙によって、雰囲気が一転、最後まで駆け抜けるように読みました。ななつのこよりもミステリーの緊迫した感じがある気がします。脱出の夢の話を駒子自身で希望に変えたところがとても好きでした。落ち込んだり苦しんだりしても、自分で未来に希望を与えられる駒子が素敵です。そして名探偵の瀬尾さんも、相変わらず飄々としてて鋭いヒラメキの炸裂がカッコいいです。
謎の手紙が読んでいる最中は意味不明だなと思っていましたが、最後の章で見事にそのもやもやを解決。いやぁ、鮮やかなお手並みです。
加納さんの空想力が優しいのは空を想う力だからなのでしょうね。ロジックではなくマジック。でもミステリーな所が素晴らしい。挿入される「誰かからの手紙」が不穏なものを感じさせるのだけど最後に全てが繋がって、ほんとお見事です。地球が回る。回転木馬も回る。何気ない日常こそ大切な宝物で、自分の物語の中ではいつだって自分が主人公なのだ。駒子と瀬尾さんの物語を見守っていきたい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/20
挟み込まれる「誰かから来た手紙」が、ストーカー?それとも多重人格?とものすごく怖かったのですが、なるほど~そうくるか~!加納さんものすごく文章?構成?うまいですね。マジックも使えるけどやっぱロジックにも強い人なんじゃないかなと思います。魔法飛行が一番好きです。
シリーズ2作目 前作「ななつのこ」のような、暖かい雰囲気を期待して読みすすめていると、各章の終わりにはいる謎の手紙からなにやら不穏な気配が… その予感通り、最後の章は少し苦かった。だか苦いだけでなく、前作のような暖かさもある。日々の驚き、悲しみ、喜び、痛み。そんな代わり映えのしない日常の大切さを改めて感じさせてくれる物語。
日常の謎の短編集だけど、最初の大学の話から、謎の手紙、交通事故の男の子の話までが、最後で全部つながるのがすごい。読み終わってからもう1回読み直したぐらいに伏線だらけだった。
まさか続編とは知らずに読みました。。それでも楽しめたので満足です。空に対する気持ちや魔法にかけられてる気分、駒子のキャラなど心地よく読めました。こんな手紙の返事もらえたら楽しいだろうなと思いました(^O^)
“誰かから届いた手紙”や“茜さん”、なんだろう?と、不思議に感じていたことが「ハロー、エンデバー」でキレイに繋がって、思わず「おぉ…!」と呟いてしまった。加納さんの魔法ですね。
駒子の日常を物語風にした手紙のやりとり。前回同様、手紙の返事には解答も。しかし、途中に挿入されている謎の手紙がスパイスきいてます。雰囲気ガラっと変わって恐ろしい。最後はすべて一つに繋がってすっきり。
★3 連作短編+1冊を通しての謎、というのは楽しい。こちらで次の話があると知ったので早速予約!駒子と瀬尾の中に進展はあるのかなー楽しみだ♪
いやはや…心地よい疲労感すら漂う読書だった。「ななつのこ」にも驚いたが、本作はさらに素晴らしかった。 加納さんの筆、それこそが眩惑の魔法なのかもしれない。 珠玉の名作。
『そう、君は鈴の音を聞いてしまった。だから諦めるのはまだ早いんだ。違うかい?』駒子シリーズの2作目は、解答編の瀬尾さんからのお手紙の後に、差出人不明の謎の手紙を挿んで続く4つのショートストーリー。ほのぼのしつつも、正直前作の方がインパクトあったかなーと油断していたら、最終章で押し寄せる緊迫感にやたらドキドキさせられてしまいました。何かの悪戯かも・・・と片付けてしまわずに、誰かのメッセージだと信じて駆けずり回る駒子ちゃんはエライ。ラストの回転木馬のシーンもステキです。『ハロー、エンデバー!』
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/18
会いたかったよぅ駒子ちゃん♪と嬉しくなった『ななつのこ』続編。個人的には日常に潜む闇と哀しみがあわあわと炙り出されている『クロス・ロード』のエピソードが一番印象深い。瀬尾さんからのお土産である真っ白な羊のぬいぐるみ、私も欲しいなぁと思ってしまった☆心に残る台詞は"ねえ、千鳥格子ってあるでしょ。あの模様って<凍りついた時>そのものだと思わない?"(駒子の言葉)日常の中に、風化させてはならないもの、大切に切り取っておきたい一瞬がある、そんなことをふと思ったのでした。♣4.5点
日常の中で出会った不思議な出来事を書き始めた駒子。それを読んでその謎に答える瀬尾さん。そして誰かから届いた感想文の中にはさらなる謎が―。『ななつのこ』の続編。瀬尾さんとの距離が少し縮まっていてる。あの距離感ってドキドキもの。文章の中にも何度も出たけど、確かに駒子は他力本願なことが多い。でもそれを許せる視点と愛嬌があるからズルイ。瀬尾さんもいるし。ズルイなぁ(笑)
正直、安楽椅子ものは好きじゃないけど、加納さんの作品は有栖川さんの「論理じゃない、魔法だ」という言葉がぴったりですね。空を想う力、私もほしいです。
★★★「ななつのこ」に続いて読んでみました。個人的には前作の方が好きですね。”魔法飛行”を筆頭にミステリ度より恋愛度が高まった感じだね(それはそれで楽しいけどね)続いて「スペース」も読むつもりです。
『ななつのこ』を知らずに読みましたが、見事引き込まれました。瀬尾さんの奥底に秘められた謎を解明していく推理力に圧倒されました。瀬尾さんの言葉がどれも心に響きました。意味不明な手紙の差出人が心配になったけれど、どうしようもなくなって、瀬尾さんの元へ駆け込んだ辺りのシーンはよかった。瀬尾さんが帰ってきた・・・!!所は、読んでる自分もほっとしました。個人的にはもっと続きが読みたいなぁと思いました。
数年ぶりの再読。前作『ななつのこ』と同様に、連作短編集という体裁をとっているけど、全体を通して一つの大きな謎が横たわっている、という構成は読んでいて楽しく、解決後のスッキリ感も良い。主人公駒子の作中作という設定の本文が、編を重ねる毎に文章力が上がって読みやすい文になっていくところは非常に芸が細かいな、と思った。最後まで黒幕(?)を細かく描写せず、瀬尾さんの推理と関係者の証言だけのぼやけた人物像のままにしたのは毒があって良いと思った。あと、無粋なツッコミですが、プテラノドンは恐竜じゃないです(笑)。
「ななつのこ」の続編。優しい雰囲気が心地良くて、あっという間に読み終えちゃいました。特に表題作がお気に入りです。シリーズ3作目も気になるので早く読まなくては!
『スペース』を読むために再読。以前読んだのがだいぶ前とはいえ、何一つ覚えていないことにショックを受けた。まあ、そんなことはともかく、おもしろかった!
本作品では、1つの物語が綺麗に語られましたが、一番重要な駒子の物語はなんとなく中途半端な感じ。ただ、これは次作で大いに語られる事になるので、ちょっとがまんですね。














































