Iruco
クライムノベルの定番である、追われる者・犯人との駆け引き…ではなく、徹底的に追う者側に焦点を絞った作品です。予告状を出し、世間を騒がす「劇場型犯罪」。それに対抗すべく、テレビ番組に出ることで姿なき犯人とコミュニケーションを取ろうという「劇場型捜査」に乗り出す警察。しかし、仲間である筈の警察内部では様々な思惑が入り乱れ、次第に主人公は孤立していく…。犯人逮捕という正義が、何故至上のものとして万人に受け入れられないのか。そんな当たり前の正義感に一石投じながら、それでも犯罪を追い詰める執念の意欲作です。

犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)
ナイス! ★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/14
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
津田長や小川刑事をメインにしたスピンオフ書いてくれないかな。そのくらいサブキャラが魅力的で素敵でした。この本に出てくる彼らの言葉の端々に心が揺れました。最後の「私も背負ってますから…」という巻島さんの言葉は重いですね。全てのわだかまりを解くことはできないけど、巻島さんも被害者遺族も、少しでも肩が軽くなればいいと思います。これは巻島さんの、劇場型捜査を通した償いの物語という気がします。対マスコミ、対内部との争いもスピーディーで楽しめました。
気になって気になって夕食の支度も超手抜きで一気読み!もうホント植草にイライラしたわよっ。緊迫感があって面白かったけれど、肝心のバットマン逮捕はあまりにもあっけなく少々拍子抜けの感あり?でも、最後で被害者の母親が掛けた巻島への言葉で思わず涙が・・・報われたね、巻島さんと声掛けたくなった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 03/03
殺害犯を劇場型捜査で追い詰めるのは・・・ 解決の糸口に工夫が無いのが不満ですかねぇ(笑)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 11/20
テンポよくグイグイ読んじゃいました。獅子身中の虫を抱えながら続く『劇場型捜査』。いかに数字を稼ぎたいからと言え、裏番組で捜査方法のタネ明かしをスクープするなんて、犯人捕まえる気あるのか!言語道断、本末転倒!なので、あの成り行きには溜飲が下がる思いがしました。逆風に晒されても、終始犯人逮捕に目を据えて淡々として揺るがない巻島がカッコいい。『今夜は震えて眠れ』痛快に聞こえたこのセリフが引き起こす、ラストの展開には唸らされました。でも、ちゃんと『ごめんなさい』が言えて良かったね。面白かったです。満足。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 09/11
★★★☆☆ クライマックスへ向かって流れる様な展開だったが、マスコミと世論のパッシングを一身に背負う巻島さんの心理描写がもう少し欲しかったかなぁ。それでも映像版が気になるからDVD見てみよっと。









