あいら
敬愛する先生の、過去の男女間の三角関係とそれによってもたらされた一人の男の死。そして先生の自殺。ともすれば目を背けたくなるほどにドロドロと昼メロじみてしまうような主題を、こんなにも端整な文章と、平成に生きる私をも深く納得させる圧倒的な言葉とで描いた作品。夏目漱石が文豪と謳われる訳を知った。

こころ (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★ -
コメント(0)
- 01/13
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
高校生のときは、勉強の一貫として一部分だけを読んだからあまりわからなかった。全部読んだ今は、他を傷付けてしまったから、呵責に悩まされて自らをも消してしまった先生の気持ち、なんとなくわかる。でも夏目漱石、読み易い。
「もっと早く死ぬべきだのに何故今まで生きていたのだろう」。明治の終わり、精神性の変化を余儀なくされた時代に殉死を選んだ男たち。どうしようもなく明治の男であることと、自らの欲望に正直であることの矛盾に引き裂かれ、生ける屍となった姿が痛ましい。個人的「男目線小説ランキング」では常に上位をキープしている作品。果たして御嬢さんは、先生が信じるような一点の曇りもない無垢な乙女だったのか、汚れちまっている私としては大いに疑問。漱石センセにそこんところ是非訊いてみたい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 11/09
junkty@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
無垢な感じの、ちょっと思わせ振りなお嬢さん。しかも好みのタイプ。そんな人が1つ屋根の下にいる。そんなの100%惚れちゃいますよ!騙されてるなんて気づけませ〜ん!
ナイス!
-
01/26 11:23
無垢な感じの、ちょっと思わせ振りなお嬢さん。しかも好みのタイプ。そんな人が1つ屋根の下にいる。そんなの100%惚れちゃいますよ!騙されてるなんて気づけませ〜ん!
ナイス!
-
01/26 11:23








