聖と俗、純愛と禁断のアンビバレント。いくつかの視点が貼り合わさり次第に真実が露わに。ラディカルで透明な少女小説。
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ナイスした読書家さんと感想

荒唐無稽な神話も、時計の針がすすむにつれて、いともたやすく日常へと変わってしまう。空から月が消えれば、人はみな驚き慌てふためくだろうが、いつしかその世界に慣れてしまう。このトロイアの木馬という獄を知らずに、圧倒的な非日常を望む子供たち。彼彼女は、どうにかして抜け出せない世界から解脱を計ろうとする。それは喩えば、英雄になることであったり、禁忌を犯すことだったりする。そして、最期には誰もが気づいてしまうのだ。「現実を喰いつくすことはだれにもできない」、と。あるいは、それが大人になるということなのかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/27


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