さとまる
「赤シャツ」だの「うらなり」だの松山が舞台だのということは知っていたが、実際にきちんと読んだことがなかったので初めての通読。が、俺がジャスティス的中二病なDQNと陰湿な大人がゴチャゴチャやっているだけ。私怨を果たすだけでなんら解決せず終わってしまうし、期待していたほどではなかった。何よりも漱石作品には浮世離れして皮相な言を吐く「先生」的なキャラクターが欲しい。苦沙弥先生しかり、広田先生しかり、代助しかり。

坊っちゃん (新潮文庫)
ナイス! ★★★★ -
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- 01/10
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ナイスした読書家さんと感想
坊ちゃんの猪突猛進さが、どうも主人公を張るには物足りなかったが、解説を読んでみてようやくそのわけがわかった。たしかに最後に清の元へ帰りはしたが、結局うさを晴らしただけで何も根本的には解決してはいない。時代における敗者というテーマを、一見してそれとは気づかせず忍ばせるとは、やはり名作なんだろうなあと思った。
学生時代にチョロッと教科書で読んだ以来の、漱石作品。いやはや、100年も前に書かれた作品とは思えない。無意識に、一発逆転を期待していたようで「えっ、これで終わり!?」と拍子抜けしてしまった。でも読後感は爽快。本作で、まさかのグロ注意に出会うとは思わなかった。特段、虫嫌いという訳ではないが、バッタのくだりは正直キツい。それにしても主人公、あっぱれな程のマザコンならぬ清コンである。






