円
1巻と3巻だけ読んだが十分筋立ては理解出来た(言い訳するのではないが、この本はそういう読み方も可能な作りになっているのだ。その内2巻も読みたいが)。語られる物語が閉じていく過程に鳥肌が立つのは、一連の物語が「神話」或いは「原型」の呈をなすことに成功しているからなのだろう。3人の主人公達にもたらされる救いはまさにここにしかないという所に見事に嵌った。私たちは物語によって生き、物語によって構築され、物語によって記憶される。混血によって生き延びる物語はいかなる侵略者によっても駆逐されず、生き延び続けるのだ。

アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)
ナイス! ★★★★ -
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- 01/03
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ナイスした読書家さんと感想
久しぶりに、ワクワクする物語に出会えました。1巻を読んだ時は、ただのファンタジーだと思っていたのに、最後まで読んで鳥肌がたちました。
大団円だ! 完璧にきれいに終わった。最後はアーダムですら手玉に取るファラーの超越、そのファラーを誕生せしめた「おれは書物(おまえ)だ」という悟り、それがアーダム達三人の年代記の“外枠”であるアイユーブのラストにも繋がる。見事だった。/最後の章は駆け足すぎた気はするし、サフィアーンやジンニーアの語りもやりすぎ。「ウィザードリーだ」と言われると「ああ、なるほど」と苦笑してしまう。そういう部分もあった。だがそれでも、素晴らしかった。






