リコ
「「捜査を進めていくうちに、仮説に合った疑わしい人間が浮上してくる。そしてその人物を、犯人だと強く信じるようになる。信じれば信じるほど、どんどん視野狭窄に陥っていく。一度そうなったら、仮説が間違っている可能性は、考えようとしない。仮設固執性と言って、あとはただ、有罪にできそうな証拠を集めたり、自白を取ることだけが目的となる。無実である証拠や、供述の矛盾点がいくらでもあるのに、見えなくなるんですね。」」

図地反転
ナイス! ★★ -
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- 01/02
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ナイスした読書家さんと感想
頼りない目撃情報と自白に頼る警察。そして裏で怪しげな動きをみせる元刑事。さらに冤罪を訴える元服役囚とその弁護士。一体誰を信用すればいいのかという展開で最後までドキドキさせられるんですが、ラストは正直「それで終わり?」という感じでちょっと消化不良の感も。周りの状況や周辺の人間の誘導に左右される人の思い込みの怖さを感じた。
刑事事件の99%は有罪になるらしい。立件されてしまえば覆されることはまずない。このことを最近知って驚く。だからこそ、逮捕までの捜査や判断は間違ってはならない。推測で答えを出してはいけないのだ。しかし、目撃証言や前歴、性格や性癖が判断を狂わしていく…。『『図地反転』というタイトルを選び、作者が描きたかったことはとても面白いと思う。人物描写も巧いし、展開も良く出来ている。刑事ドラマとしては面白いのですが、これが曽根さんの作品かと思うと???『あげくの果て』のようなパンチのある作品を予想していたので…、やや残念




