ナイスした読書家さんと感想
機械を擬人化するって発想は、面白い。嫌な仕事も、少しはやる気でそう。後半の「地下鉄の叙事詩」は、いまいち共感できなかった。でも、電車に乗り合わせた人が、何を考えているのかを考えるのは楽しいかも。今度、電車に乗るのが楽しみになった。
表題作は、私の別の人生はこんなだったかも…と思ったり。ミノベの苛つき具合と観察眼は最高!「地下鉄の叙事詩」は、湊さんが「阪神電車」を、万城目さんが「南海電車」を書いても、有川さんの「阪急電車」みたいにはならん、ズルイって言ってたことを思い出した(苦笑)実際の電車は“涙のち笑顔”なんてことはなく、数ヶ月に一回人身事故が起こったり、電車に乗るだけでズルをしようとしている人がいると思われ、失笑のち苦笑。それと“チカンあかん”(関西人には分る)っていうか、“痴漢は死ね”(by.ゴールデンスランバー)ですね
津村さんの本は読んであるあるあるある…なことが多いのだけれど、なんだかこの本は怒ってますねー。事勿れの私には面白かったけれどあるあr……やっぱ無いっ!てなった。無機物相手にガン切れするミノベよりかは先輩派といいますか、でも読みおわってみりゃより手に負えないじゃんかといいますか。同時収録作は、フィクション相手に怒髪天をつく自分がいたので触れないでおく今は。★★★★☆
ミノベ視点のアレグリアがちょっと可愛く思えました。ウォームアップ中にケーブルを踏むところが、共感できておかしかったです。サービスセンターのマニュアル対応にはまどろっこしさを感じますが、センター側に立つと確かにクレイマーだよなという感じ。『地下鉄の叙事詩』ではイチカワの描写が不快。こういう方を描くのお上手ですね。傲慢な物言いにイライラしてしょうがなかったです。
洒落の効いたタイトル。内容は、生真面目なOLによる怒りの業務白書とでも言いましょうか。時に勃発するOLミノベとアレグリアの内紛、それにまつわる関係者とのやり取り、理不尽な思いと共感者のいない孤独などほぼ「あるある話」なので、どんどんミノベに同化してイラつき指数が上昇、怒りのマグマが大噴出!でした。津村さんの描くリアル過ぎて笑えない、いや笑える「お仕事モノ」はいつも本当に見事。仕事を選び人も選んで世を渡る「性悪女」との付き合いにはルールも作法も無用なり。この教訓、いつか活かせるかな?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/08
ロボットとかじゃなくて、ただの機械コピー機そのものに対して人に対するような感情を抱くっていう、ありそうでなかったすごく新鮮な視点で物事が細かく描かれていると思う。イライラが伝わってくる。
この物語は、ミノベとアレグリアの戦い。ミノベの仕事は、地質調査会社で取引先に提出する資料の製本。このために、大型書類を大量にコピーしなけれがならない。なのにアレグリアときたら…。品番YDP2020商品名アレグリア。アレグリアと真っ向から戦うミノベが凄い。怒鳴りつけたり、飛び蹴りをくらわすかと思えば細かくデーターを取って無能力ぶりを分析したり…。ミノベが凄いかと思えば、アレグリアの性悪ぶりも堪らない。津村さん、ちょっと読みにくいんだけど、総合評価は『ポトスライムの舟』を読んでからにさせていただきます。
表題作、誰もが一度は似たようなイライラを感じたことがあるのでは?機械に対する苛立ちはもちろんだけど、「こんな些細なことにイライラするのは私だけ?」という苛立ち。これの表現が実に見事!満員電車の方は、地方都市に住んでるため、ほとんど経験したことはないのですが、リアルさは伝わってきました。やはり上手いです、津村さん。













ナイスありがとうございます。残念ながら文字数が足りず、全てを書ききっておりません。 長く書くのも大変だけど、簡潔に書くのも難しいですね(苦笑)