浅木原
今年最後の1冊。北村薫『朝霧』と読み比べてみると、北村薫と加納朋子の視点の違いが明らかになって面白い。単体の作品としては「スペース」はネタはバレバレだし、「バック・スペース」は別に駒子シリーズでなくてもいいのでは?とか思っていたらラストにびっくり。そういうオチか! ちょっと別角度から眺める駒子シリーズという風情の一作。

スペース (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★ -
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- 12/31
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ナイスした読書家さんと感想
駒子シリーズ3作目は『スペース』と『バック・スペース』の2本立て。ほぼ手紙で構成されてる『スペース』の方は、自分がめったに手紙など書かないにも関わらず、手紙っていいなぁと思っちゃいました。そしてラストは思わずニャハハ。もう、この二人の微笑ましいことったら。『バック・スペース』の方は、手紙では語られなかった物語。不安に押し潰されそうだから、手紙の方は明るくなるってのが切なかったけど・・・何てステキな巡り合わせ!端から見た駒子ちゃんの様子や瀬尾さんの過去が覗けるのも嬉しい。続きはいつか出るのかな?読みたいな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/19
駒子シリーズ最後……と思ったら、解説の光原百合さんによると加納さん自身は長編の完結編の構想をしているとか。『スペース』は途中までちょっと退屈なくらいに感じたのだが、実は大いなる仕掛けがあることがわかり、ラストでニヤニヤ。『バック・スペース』は同じことを他の視点から描いているのだけれど、これがとても良かった。おもしろい!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/25
数年ぶりの再読。今までの駒子シリーズは連作短編形式だったけど、本作は中編二作の構成。『スペース』の延々と手紙が続くくだりはさすがにちょっと退屈だったけど、最後まで読めばその構成に必然性があったのかなと思う。駒子と瀬尾さんは、今回はどちらかというと脇役的な立ち位置だけど「他の人物の視点から見た駒子の人物像」や「瀬尾さんの過去」など、シリーズを読んできた人にはにやりとできる要素も満載。特に、外から見た駒子の天然不思議ちゃんっぷりには、見る人によってその人となりは大きく変わるんだなあ、と色々と考えさせられた。






