urita
時系列にあわせて、イブから七日間、一日一章ずつ読む。年末の雰囲気や冬枯れの空、少年達の閉塞感や緊張感がリアルすぎてヒリヒリした。でも、不思議と後味が悪くない。傷が傷痕に変わっていくのもまたリアルだったから。新しい年が来ること。それが希望を持てるラストに、とてもふさわしかった。青春小説。

ネバーランド (集英社文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★ -
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- 12/31
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ナイスした読書家さんと感想
冬休みの男子寮に居残った4人の少年が繰り広げる「告白」ゲーム。男子特有のノリやじゃれあいは爽やかで楽しい!そんな彼らの胸に秘めてきたそれぞれの重い過去が明かされていく…険悪になったり深刻になったり、でも次の日には持ち越さない男同士の友情や、未熟だけど懸命に過去を乗り越えようとしてる姿は、これぞ青春って感じ!4人で過ごしたこんな寮生活はもう二度と戻ってはこないだろう、だからネバーランドなんだって読んでから気づきました。すごく素敵な作品でした。
風景の描写が美しい。冬の澄んだ空気や真っ青な空、夜明けの光。松籟館は最初は怖いイメージだったけれど一日一日読み進めていくと温かい家に思えてきた。友達だけれどそれぞれ互いに知らない顔をもっていて、最初は戸惑い恐れながらも心を開いていき、美国のいう「新たな役割」が振り当てられていく。光浩の話は特に重たくてつらかったけれど、最後は大人になった自分が青春を懐かしんでいるような気持ちになった。七日目に寛司が光浩について語っていた言葉は、寛司自身に言い聞かせている言葉でもあるのかなと思った。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/23
静かに坦々と流れる時間に身をまかせながら読みました。4人がそれぞれ丁寧に描かれていて、私の心に焼きつきました。彼らの抱える事情は辛いものもあったけど、乗り越えて成長するだろう爽やかなラストがよかった。
独特な空気と青春を感じることが出来ました。秘密の共有は友情の証、信頼の証です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/17
ノスタルジーな世界観が好きなので、かなりお気に入りの一冊になりました。冒頭の世界観描写がとてもよかったです。恩田陸さんのあとがきも潔くて好きです。
再読。松籟館という男子校の寮を舞台にした、4人の少年の青春物語。自分も十七歳に戻ったような気分になれて、ミステリー要素もあるので一度読むとやめられない。ただ、酒と煙草ガンガンなのがちょっと…。4人とも辛い現実や過去の傷を背負っていて、はやく大人になりたいという象徴なんでしょうけど。美国、光浩、寛司というバランスのとれていた関係に、ハチャメチャな統が加わることでバランスが崩れ事件が起きる…。4人の関係の変化が面白い。お気に入りは光浩かな。ふと見せる冷たい表情の描写に惹かれた。何年か後の物語を読んでみたい。
恩田さんがこんなにほのぼのした瑞々しい高校生の物語をかくのかと、まずは驚き。最初はぎくしゃくした、慣れない雰囲気だった4人の関係が毎夜毎夜語り合う中で少しずつ緩やかになっていく、その関係性の変化の描き方が巧い。私も高校生活の中にそんなネバーランドがあっただろうか。そう考えると思いつくいくつかの記憶の断片。最初はネバーランドというタイトルが使い古された言葉でしっくりしなかったけれど、読み終わるとあぁ、確かにこんな毎日こそがネバーランドだなと納得できた。
ビバ青春☆全員がなんかしらの悩みや不安を抱えてて、時間を共有することで少しずつ距離が近付いていく。自分の悩みがちっぽけなものだと気づいたり、人の悩みを真剣に受け止めたり。高校生という不安定な時期をうまく表現した作品。ぁたしの中の恩田作品では上位に入ります☆











