mankuso
倒叙モノはやっぱり犯人を応援したくなって好きだ。でも、それを見事に崩してくれる探偵役にも魅かれる。動機はあまり納得できないけど、人間はどんな些細なことが原因でも犯罪を犯してしまう可能性があるということは納得できた。面白い作品でした。

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 12/30
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ナイスした読書家さんと感想
★9 傑作でした。★10でも良いくらいですが、伏見くらいの頭脳があれば、動機が他人に明かされないかぎり、大勢の人間の中での「事故」ではなく、「失踪」させて遺体を発見されない方が良い気がしてしまう。ただ、それはそれとして内容、推理展開、見せ方、さらに話の落とし所も含めて本当に面白かった。一つ引っ掛かったのは動機の面で、逆に動機を描かない方が優佳の冷たさが際立って面白かったかもしれない。また話の本筋からそれるが、名探偵であるはずの優佳はなんだかんだでさみしい人生を送っていくような気がして可哀そうだ。
グレイト!伏見はいわゆる確信犯ですね、本来の意味の。
成城の洋館に集う大学の同窓たち。そこで伏見亮輔は事故を装い後輩を殺害する。密室の扉は閉ざされたまま計画は成功したかにみえた。しかし、後輩のひとり、碓氷優佳は状況に疑問を抱き、扉のこちら側から部屋の中で起こったことを推理していく。扉を前に伏見と優佳の静かなる攻防が始まる…。ひと会話ごとに周到だったはずの伏見の計画が突き崩されていくのがよく分かる。優佳の透徹した眼差しが恐ろしい!犯行と密室を作った理由が弱いと言われるがそこはご愛嬌、美しい理詰めを楽しむ一冊です。
犯人の目線で物語が進む倒叙ミステリー。いつまでも死体が発見されない状態で、それでも事件が進むという展開は面白い。犯人と探偵役との頭脳戦に緊迫感があり、一気読みできる作品。動機に疑問もなくはないが、それは石持さんの持ち味なので納得。宗教家が神の不在を証明するために殺人を犯すような、信条の問題が楽しめる。
『倒叙』と言うダイソン並みのサイクロン・モーターで、グイグイ吸い込まれていってしまいそうなミステリー!ほこりが何cm積もっているの?と言うくらい古典的な密室殺人ですが、帯の通りの頭脳戦・・・火花バチバチ!面白いです。少々、バチバチ過ぎて、その眩しい光で、トリックが見えてしまうかも。
動機はハテナがつくし、納得いかないところもあるんだけど、犯人に思いっきり感情移入。ハラハラしました。優佳が好きになれなかったからかな。









