nob_de
敗戦前の「呉」という村社会性が、人のつながりによって暗示されている。 すべての偶然の重なり合いは、実は田舎では「ありえる」話だ。「昭和の戦争」を描いた作品として、映画『Always三丁目の夕日』等の放つ昭和ノスタルジーを痛烈に批判している。

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
ナイス! ★★ -
コメント(0)
- 12/30
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
整理:戦中の広島県の軍都呉を舞台にした家族ドラマ。主人公すずは広島から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし一日一日を確かに健気に生きていく…。『原爆』を舞台にするのではなく、『呉』で起きた出来事をモチーフにしているのではないかと考えている。『夕凪の街』程、心に訴えかけるものはないけれど、歴史に生きた人々の何気ない『日常』を少しずつ描いている。『夕凪の街』よりも『さんさん録』に近い、苛酷な環境に身を置きながら、ほのぼのとした彼らの生き様が描かれている。




