りつこ
ああーすごくよかった!最初から最後まで好きだった。人と上手に関係が築けない二人がもどかしく愛おしい。そして我が子と分かり合えない親たちの寂しさが身につまされる…。結局素数は素数のままだったけれど、それはそれで素敵なラストだったと思う。

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)
ナイス! ★★★ -
コメント(0)
- 12/26
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
隣り合っているのに、決して交わることのないもの。それは素数であり、親友であり、恋人であり、家族である。心に傷を負ったマッツィアとアリーチェ。2人の恋愛模様を軸に読むと物足りないのだが、それはきっと作者の意図しているものではない。ヴィオラのパーティーで2人が手を繋いで現れたシーン、その、2人で1人であるかのような姿が目に浮かぶ。映画版で最も観たい場面。ラストは決して明るいものではないが、一筋の希望の光が2人をそれぞれに照らすかのようで、美しく、優しい。それにしても、数字って小説のモチーフとして優秀だなあ。





